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2012年01月22日

2題

愛知県陶磁資料館
龍泉窯青磁展
 青磁というと中世の中国との交易品として、指紋的に注目される品物の一つ。青磁というと「龍泉窯」というのも係り結び的なイメーヂの密着度がある。
『へうげもの名品名席』で紹介されたマスプロ美術館蔵の銘「鎹(かすがい)」が展示されている。この前、紹介された高台があって脚が浮くような「千鳥」の形式の香炉(東博蔵)も展示されていて、そういう意味でも楽しめる。
『平清盛』でも瀬戸内海航路の掌握は、中国からの青磁の輸入として結実するのだから、そういう観点からも楽しめるだろう。
 まあ、それ以上に、青磁特有のぬめっとした青白色〜緑色は、なんの前知識もなしに美しいと感じ、みとれる存在感がある。

名古屋市博物館
特別展
世界遺産 ヴェネツィア展
~魅惑の芸術・千年の都~
 ヴェネツィアというと国際芸術祭や映画の街というイメーヂが強いが、イタリアの東側の付け根に位置していて、ヴェネツィアからギリシャに至るような海をアドリア海と呼んでいて『紅の豚』の舞台になったりする、風光明媚な海上都市といった感じ。
 ヴェネツィア・ガラス、あのレースガラスを見にいくだけでも一見の価値がある。
 展示はおよそ3部立てで、地勢、人々、ルネサンスの3部になるのか?
 音声ガイドは、いささか説明が長いが、展示のストーリーに沿って知識ゼロからヴェネツィアが立ち現れてくる。端末も絵入りのガイダンスシートをタッチするだけの混まない会場では感覚的に使いやすい端末。ただ、音声ガイドの終了のポイントがつかみづらい。次の段落が始まり出す時に、次のガイドをタッチしてしまったり。。。

愛知県陶磁資料館
龍泉窯青磁展
2012.0121~0331

名古屋市博物館
特別展
世界遺産 ヴェネツィア展
~魅惑の芸術・千年の都~
2011.1222~0304