ちくま学芸文庫・岩波現代文庫・平凡社ライブラリー


 学術文庫の2番目にあげるべきは、ちくま学芸文庫でしょ。

山本ひろ子氏『異神〈上〉 中世日本の秘教的世界』ちくま学芸文庫 amzn.to/1Q1A4eR

文庫にもかかわらず、古書で高値で取引されていますが、この値段なら、断然、平凡社の単行本をすすめます。あと図書館
 岩波文庫は、古典を中心に学術文庫的な色彩の強い文庫ですが、岩波現代文庫というシリーズもあります。

小沢昭一『日本の放浪芸 オリジナル版』岩波現代文庫 amzn.to/1Q1Aj9F

 岩波文庫は、日本の前近代の古典、黄。仏教などの思想の青、日本の近代以後の文学、緑。海外の作品、赤。・・・と色分けされています。まあ、黄なのか青なのか微妙な本というのもありますが。  学術文庫の中で、少し、むつかしめなのが平凡社ライブラリーです。

網野善彦『異形の王権』平凡社ライブラリー amzn.to/1Q1AQsm

みなさんは後醍醐天皇の肖像を見たことがありますが?3柱の神様の名前の下に、皇帝を示す帽子をかぶり、袈裟をつけています。

中沢新一氏『悪党的思考』平凡社ライブラリー amzn.to/1Q1B8iO

中世の天皇が、天皇になるための儀式(即位灌頂(そくいかんじょう))に関する基本文献です。
『狐』など、先に読むべき本があるように思いますが、簡便なので、あげておきます。

             
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