児童文庫
比較的、安価に買える、小説ではない本(学術系の本)に、新書(しんしょ)、選書(せんしょ)、
学術文庫(がくじゅつぶんこ)があります。ソフトカバーで、カバーデザインを統一して判型も小さく、
印刷や装丁にコストがかからないようにしています。
まず、新書ではないのですが児童文庫とよばれるシリーズの本にノンフィクションとよばれるジャンルがあります。
岩貞るみこ氏『青い鳥文庫ができるまで』講談社青い鳥文庫 amzn.to/1UTWPpX
児童文庫とはいいますが、判型は新書サイズとよばれています。「子供むけの本でしょ?」とバカに
されていると思う人もいるかもしれませんが、大人でも、大河ドラマの予習・復習のために、児童文庫の
伝記(でんき)を利用して重宝している人もいます。
アマゾンのレビューなどでも児童文庫系の説話のアンソロジーに「日本昔話を大人向けにした本」と
レビューを書く人もいて、児童文庫はあなどれません。なにより、子供むけを、うたっているので
漢字にルビがついていて、やさしい言葉でくだいているので最初に読むのには、てきしています。
ノンフィクションというのは、「小説ではない」という意味です。児童文庫のサイトで
ノンフィクションのジャンルが特集されていることもありますが、検索で「ノンフィクション」と、
うちこんでもヒットしない場合があります。読みたい本の、さがし方については後で書きます。
ここで『青い鳥文庫ができるまで』という本そのものの説明をしておきましょう。僕たちが書店で
手に取ることのできる本は、いろいろな人が、かかわっています。作家先生、出版社、
印刷所など、出版社の中の人について考えたことがありますか?
藤井旭氏『星になったチロ−犬の天文台長』ポプラポケット文庫 amzn.to/1omHi5M
星空や宇宙に興味のある人も少なくないでしょう。天体写真家として知られる著者の人生を、
とおして、天文にかかわる情熱がうかがえます。
児童文庫には、さかなクンや戦場カメラマン、スポーツ選手、ポップアイコン(アイドル?)など、
自伝をとおして、その分野の入り口の所を説明されています。学術書とは厳密には、
ちがいますが児童文庫、独特のジャンルがあります。
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