枕1
まあ、ともかく、ここでなにを説明したいかといえば、中学生・高校生のみなさん(別に、不登校でも
ニートでもいいのですが)を対象に、小説ではない本(学術書や学術書につながる新書(しんしょ)とよばれる
判型(はんがた)の本)を、どう選んだらよいかを書いてみたいと思います。
例えば、僕が中学生・高校生の頃は、正直、小説ばかり読んでいたのですが、読書感想文の課題図書で
選書(せんしょ)が紹介されたりしていました。今思えば、親や先輩のような目上の人から
「この本読んでみたら?」と新書をわたされていたら、少し人生が違っていたかな? とも思います。
というのは、学術書というのは、高校の先の大学などの高等教育に直接につながります。
中学生の頃から、少しづつ、大学では、どんなことが研究・勉強されているかを、かいま見れれば、
偏差値や判定とは別の大学に対するモノサシになります。ただ、中学生が大学生の読むテキストは読めません。
例えば新書の中には講談社ブルーバックスというシリーズがあります。
僕が子供の頃には、おしゃれな感じのする、あこがれるような本でした。しかし、結論から言って、
中学生が最初に読むのにブルーバックスは、すすめません。
ブルーバックスには理系(数学や理科系)の興味深いタイトルがならんでいますし、
1冊でも持っていることは、テンションが上がります。ただ、ブルーバックスを読みとおすまで
次の新書は買わないとかは、無ぼうとしかいえません。
ブルーバックスには、微分積分のような数学のテクニックや、ある事象が、
どの変数と、どの変数の四則演算であると仮定してみるというような、式の立てかたの
基本が身についていないと、マントラ(呪文)がならんでいるだけにしか見えません。
ぢゃあ、どのシリーズから読めばいいの? というのは、本題で説明しましょう。
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