盛衰(インテリジェンス新書・祥伝社新書・学研新書)
新書の分かりにくさは、新しい新書の創刊や、統合、廃刊、休刊など、新書そのものの盛衰(せいすい)にあったりします。
小峯和明氏監修『図説 あらすじでわかる! 今昔物語集と日本の神と仏』青春新書インテリジェンス amzn.to/24gVq1w
青春新書インテリジェンスは、古典の荒筋もの多く手がける、比較的、新興系の新書です。2色刷で、普通の新書より、少しお高め?今昔物語集というと世俗部が注目されがちですが、天竺・震旦をふくめた、仏法部に焦点をあてていて、仏教の入門書としてもオススメです。
『幻の五大美術館と明治の実業家たち』祥伝社新書 amzn.to/1PMUKJH
最近、気になるタイトルの新書が祥伝社新書であったりすることが時々あります。ただ、新興で編集も筆者も手探りなところもあって、初心者には、すすめません。自分で真贋が分かってからの本。
明治時代の実業家と、古美術や西洋美術の関係は注目にあたいします。やはり、失礼な言い方かもしれないけど、日本では古美術が海外流出しないように運動があって(それでもボストン美術館など流出というか在外美術という分野がある)韓国のような国では、現在になって、日韓併合を理由に海外に散逸した文化財が自国に帰ってくるのは当然という考え方には、どうしても、明治時代・日帝時代に韓国は自国で何をしていたのだろう? と思ってしまいます。
学研文庫は最近、新刊がでていないみたいです。
斎藤英喜氏『アマテラス−最高神の知られざる秘史』学研新書 amzn.to/1ORNa1p
学術論文を駆使して通史をまとめることに定評のある著者の神道の最高神・アマテラスにたいする、まなざし。
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