61 荻須高徳
フランスへ渡り、フランスの風景を描き続けた人です。
稲沢のように真っ青に晴れることのない、どんよりとしたフランスの空の下、街角や広告塔、新聞販売店などフランスの人々の生活を外から眺めたような絵です。
晩年になると、そのタッチも古びてゆく街並みを丁寧に描き写しているように感じます。
とりもなおさず、文化財を保存しようという私たちに通じる精神を感じずにいられません。
60 近代・現代
61 荻須高徳
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歴史に対する私観ですので正確なところは学術書でご確認ください。
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