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輪王灌頂の結印

まず、真言密教のオーソドックスな印である、智拳印、無所不至印、塔婆印、引道印、仏眼印の五つがさずけられます。(中略)大臣はここで、外五鈷印という特殊なムドラーを、天皇にさずけます。(中略)それが「四海掌領」の印として、この「輪王灌頂」のもっとも重要な、もっとも神秘的なムドラーだったのです。その印を知ることによって、天皇ははじめて「帝王」になれたわけです。このあとにも伝授は続きます。七道の印というのが手渡されます。東海道、西海道、南海道、、、

『悪党的思考』p255
「輪王灌頂」の所作のなかから、(ムドラー)にまつわる所を抜き書き。
 恥ずかしながら、智拳印しかイメーヂできない、、、