尾張法華寺推定
尾張法華寺(尾張国国分尼寺)を推定してみる。
法花寺・馬場地区である。可能性としては松下地区の周辺や東畑廃寺なども候補としてあげられよう。
しかし、伝承や法華寺伝来の薬師如来像などによって、この地区の可能性も捨てきれない。
以下、この地区について、、、
まず、遺跡地図に旧地形の高まりの端を茶色で落とす。ほぼ、4-50の遺跡の範囲と重なる。
この茶色の線から三宅川までが尾張法華寺の境内地。
つぎに、主要な道筋を推定する。「参道」と「国分寺道」とする道筋が考えられる。
「国分寺道」は法花寺・馬場地区と矢合をつなぐ道筋。「参道」は、ほぼ南からこの地区へはいる道筋。
「参道」を一つの基準に考えると境界から法圓寺までの間に主要伽藍が入りそう。
境界は水路によって日常の空間と〈聖なる空間〉を別ける境界。この部分だけ田が東西に広がる。