mojikyo_font_101882mojikyo_font_101887

いよいよ、最後の章です。
少し慣用的な部分が多いかもしれませんが、これまでの理解を利用できる合成字をみてゆきましょう。
mojikyo_font_101882をみてゆきましょう。
上半分はmojikyo_font_101872(カーン)ですね。下はmojikyo_font_102483(ma)の少し崩れた文字に見えますか? 一画目が二度かかれています。
ここまで理解できれば大丈夫です。
実はmojikyo_font_101872(カーン)とmojikyo_font_102483(m) mojikyo_font_101611(a3) mojikyo_font_101672(m5)「ma3m5」を合体させて出来た梵字です。
「ha3m5+ma3m5」、「カーンマーン」俗に「流れカンマン」と呼びます。(長母音の表記については必ずしも一定のものはありません)
「ma3m5」のmojikyo_font_101611(a3) が脱落しているのが判りますか? 誤表記です。

mojikyo_font_101887はどうでしょう?
mojikyo_font_101847(h) mojikyo_font_101847(h) mojikyo_font_101633(u3) mojikyo_font_101671(m5)
ですね。つまり「hhu3m5」、「ウーン」と読みます。

mojikyo_font_101882は不動明王、mojikyo_font_101887は愛染明王の種子(しゅじ)として使われます。
 (1) (2)
(4)    (6)
   (8)

Powered by
『今昔文字鏡』
mail: 問合せ