買う前に注意すること
買う前に注意すること
新書や選書、学術文庫を購入する前に、注目することがあります。まず、自分が読みたい内容であるかは当然ですが、巻末の参考文献・註が充実しているかどうかです。
参考文献をしめさないような新書は、著者が、そらんじていることを、ひらたく語っていて読みやすい入門的な本が多いですが、逆に、自分がもっと、くわしく知りたいと思った時に、こまってしまいます。
参考文献のあげ方でも、本の内容が分かることがあります。2重かぎ括弧(『』)の書籍の多い本は、入門的な内容で、さらに入門的な書籍があげられている場合です。学術雑誌にのった論文(「」でタイトルが書かれます)が参考文献の場合は、入門的な内容で専門的な結果をあげている場合です。
また、参考文献ではなく、原典とか資料とされることもありますが、古典文学の原典とか、展覧会の目録、個人の回想録をあげている場合があります。著者が原典を読みこんで解釈しているという意味で、研究論文や書籍の提示がなく、原典のみの場合は、比較的、内容も、むつかしくなってしまいます。
読む人によって、参考文献が必要か、必要でないかは分かれますし、書籍の内容によって、参考文献のあげられ方の方向性のようなものが決まってしまうような場合もあります。しかし、参考文献として、どういう書籍があげられているかは、内容のあたりをつけるのに参考になると思います。
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