読書会をしてみよう
小説などは、荒筋をまとめ直して、みんなで発表しあうことは、小説の読み方は、人それぞれなので、あまり意味をみいだせないかもしれません。(国文学とか日本文学研究というのは、小説や古典などが、どう読まれたとか、どういう他の文学からの影響があるのかを考える学問です)
新書など学術系の本だと、荒筋をまとめ直したり、自分の理解したことを相手に説明したり、自分以外の人から、その本について、質問をされたりすると、自分の理解が深まることが、小説などよりも大きいと思います。
読書会といって、やり方はさまざまですが、読んだ本をテーマに語りあうことがおこなわれています。
インターネットを調べれば、大人の見ず知らずの人が集まっておこなう読書会も、いくつか、見受けられますが、不文律的な、きめごとがいくつかって、初見で参加すると、そのきめごとが理解できていないと、あからさまに批判されることもあり、必ずしもハードルの低いモノではありません。
最初は、家族や宿題を、いっしょにやるような知っているなかまと読書会をするのがいいのではないでしょうか?
課題の本を決めて、おんなじ本を読み合って読書会をするのもいいですが、発表者を1人とか2人決めて、その人が読んだ本を発表するようなカタチがいいのではないでしょうか?
事前に、取りあげる本を知らせてもらって、興味のある人は読んでもかまいませんが、基本は発表者以外は、本を読んでいないこととします。(みんなが同じ本を読んでいれば「僕はこう考える」から話せばいいのですが、読んでいない人がいれば荒筋を要約する必要があります)
最初は、A4くらいの紙に、目次を見ながら話の要(かなめ)になるようなキーフレーズを書きあげていきます。(発表用のアウトラインの原稿をレジュメといいます。キーフレーズがまとめられているので出締め(でじめ)だと思っている人も少なくないです)
今は家庭用のスキャナーが発達しているので、図やグラフがあった方が話しやすいと思えば、コピーをとって、切り貼りをしてもかまいません。家にスキャナーがなければ、コンビニでコピーすることも方法です。
レジュメが完成したら、人数分コピーして、最初のうちは、手短に10〜20分で説明できるように練習した方がいいかもしれません。
大人の口頭発表だと、その後に文字おこしする場合もあり「えー」とか「あー」という文字にしてみっともないことはいわないという決まりもありますが、まあ、最初から上手にやろうとせず、順番になれればいいのではないでしょうか?
読書会は、まず発表者が、レジュメを使って本の内容を説明して、あとで、参加者が分からなかったことを質問して、参加者たちの意見をきいていくのがいいでしょう。
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