かんたんな新書・プリマー新書・新潮新書・文春新書
厳密には、かんたんな新書というより、テーマの立てかたがユニークな新書に、ちくまプリマー新書というのがあります。筑摩書房には、べつに、ちくま新書というシリーズもあります。
『時をこえる仏像−修復師の仕事』ちくまプリマー新書 amzn.to/1PSeZ6s
お寺に、まつられている仏像。大切に、まもられているので、こわれることは少ないと思われるかもしれませんが、金箔が、はがれたり数百年に1度は修復しないと、現在の姿は、たもたれていません
現在の仏像修復師の仕事の内容から、地域に仏像があること、そして現在まで、その状態が、たもたれていることの不思議さが、かいま見えてきます。本の中には、仏像のバラバラ写真も、少しギョッとしますが、美しい写真です。
養老孟司氏『バカの壁』新潮新書 amzn.to/1PSg3aA
講演録というか、語り下ろしの新書として、新潮新書の創刊をかざったタイトルで、当時の新書ブームの火付け役になって、その後の衰退も、この本からなのではないでしょうか?
バカの壁というのは、自分の理解できることには限界があるというような意味で、現在のネトウヨとか放射脳のような極端な、言説を好む人が可視化されると、あらためて読みなおす価値のある本なのかもしれません。著者はアースを取るように体を動かすことを、すすめています。
白石太一郎氏『古墳とヤマト政権−古代国家はいかに形成されたか』文春新書 amzn.to/1PShRAm
日本の古墳時代というのは、とくに畿内では為政者の墓として100mをこえる古墳がつくられる空前絶後の時代です。
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