ヒエラルキー2
2009/06/03 (Wed) 20:53:29
如来…「悟りをひらいた人」の意味。仏(ほとけ)も同様の意味なので厳密には如来のみが仏。とはいっても、菩薩像も明王像も仏像と一般には考えるんだけど、、、釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来など。
菩薩…「菩提薩「土垂」(ぼだいさった)」の略。修行中の釈迦如来。転じて、あまねく人々が悟りをひらくまで、悟りをひらくことを止まっている者。『仏像図典』では観音菩薩(かんのんぼさつ)のバリエーションを「観音」としてカテゴライズしている。観音菩薩、文殊菩薩など。
明王…如来の意志を受けて、悪をやぶる者。如来、菩薩は比較的おだやかな顔つきなのだが、明王は忿怒(ふんぬ = いかり)の表情をしめす。不動明王、愛染明王など。
天…インドの神々。ヒンズー教などの他宗教の神々が仏教に取り込まれたもの。梵天、毘沙門天、大黒天、吉祥天など。
その他……釈迦如来の弟子にあたる「羅漢(らかん)」、宗派の「祖師(そし)」や「高僧(こうそう)」、日本の神々「垂迹神(すいじゃくしん)」(垂迹神は、また、神像というカテゴライズもありバリエーションもある)
画像は、仏像単体でのイコノグラフィーをおこなうときの補助資料。
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