法隆寺西院伽藍
2009/06/05 (Fri) 09:40:59
結局、各論にはいるので、見ようによっては「何を今さら、、、」なのだが、気になれば比較すればいい。今のところ「別尊曼荼羅(べっそんまんだら)がなんとなく見られるようになる」が到達点なのだが、、、大丈夫か?
法隆寺(ほうりゅうじ)・西院伽藍(さいいんがらん)とは、金堂(こんどう)、五重塔があるエリア。
まず、中門に注目したい。門番である、仁王が鎮座する。
そして、金堂内、四隅に四天王が配置されている。
「須弥山世界」が立体的に表現されている事が判るだろう。
いわば、仏像による「荘厳(しょうごん = かざりたてる事)」である。
実際には、金堂の中央に何が祀られるか? が重要なのだ。金堂中央に目を向けよう。中央には、釈迦三尊、東に薬師如来、西に阿弥陀如来を配置する。
ここでは、薬師如来は東を司る、阿弥陀如来は西を司る仏と考えればよい。
釈迦三尊に注目しよう。中央に釈迦如来、むかって右(東)に薬王菩薩、左(西)に薬上菩薩(だったか?)を配置し、三体でワンセットとなっている。如来を中央に菩薩を脇(わき)にすえるヒエラルキーにも、注目しておこうか。
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