金剛界曼荼羅

2009/06/14 (Sun) 10:56:44
 金剛界曼荼羅を説明するのに、まずは画像を見ていただいた方が早いだろう。
画像
 1+4の5が、四方に広がり、また1+4の5を形成している。それらを見守るように4の組み合わせ、外枠の8が存在する。この8も厳密には4+4の組み合わせ(ワクの端のグループとワクの中央のグループ)である。
 ○でかこまれた諸尊の合計が37尊になるだろう。いわゆる、金剛界三十七尊である。
 この画像は、金剛界曼荼羅の中央部分、成身会(しょうじんえ)の模式図である。
 一般に金剛界曼荼羅は9つの場面をえがく。そのことから九会曼荼羅(くえまんだら)とも呼ばれる。
 金剛界曼荼羅には別系統の図像(台密系)があり、37尊を発展させ81尊を表現する。81という数字は九九の最大の数字で無限を意味する。81尊を表現することから、金剛界八十一尊曼荼羅とよばれる。

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