種子・三昧耶形
2009/06/14 (Sun) 14:13:40
ここまで、どの程度、理解されているのだろう? なんとも心もとないのだが、ここまで理解できれば、たいていの仏像・仏画は理解できるのかな。と思う。っていうか、いつもこの程度の理解でしか鑑賞していない。
ここでは、仏像を意味するメタファーについて。
では、画像。
「金剛「糸喜」「クサカンムリ+サ」
三昧耶形 三「月古」杵
種子 コク(梵字)」
「糸喜」は嬉のことであろう
「クサカンムリ+サ」は「菩薩」の異体字
「月古」は「鈷」か? (大和文華館蔵「金胎仏画帖」よりトレース)
つまり、金剛嬉菩薩の三昧耶形(さんまやぎょう)は「三鈷杵(さんこしょ)」で、種子(しゅじ)は「コク(梵字)」であるという。
種子は各尊を梵字1字であらわしたもの。三昧耶形は各尊を法具や手の表現であらわしたものをいう。蓮華の上に先が三つ叉に割れた棒がかかれているが、これが三鈷杵。金剛嬉菩薩の場合、慣用的にたてた状態で弓なりにかかれる。
金剛界九会曼荼羅の三昧耶会(さんまやえ)、降三世三昧耶会(こうざんぜさんまやえ)をみると、諸尊全てが三昧耶形で表現されている。
種子や梵字に興味があれば「アビラウンケンQS」へ、、、
(1) ↑(2)
←(4) (6)→
↓(8)