法華種子曼荼羅
2009/06/14 (Sun) 20:42:37
なんとか別尊曼荼羅(べっそんまんだら)までたどりついたぞ!
学術的な引用だから、、、と、ゴチャゴチャ書くと墓穴を掘りそうなので、オリヂナルはオリヂナルとして適宜、ご指導をいただきましょう。こんなの画像ないと説明できないし、、、
画像
画像は「法華種子曼荼羅(ほっけしゅじまんだら)」とよばれる画像である。
諸尊が、すべて種子で表されているのがわかるだろう。
中央、宝塔の中に2尊、八葉蓮華に8尊、ワクの内側に4尊、枠内に16尊が二重にめぐっているのが判るだろう。
なにも前知識なしに、これだけの情報が画像から得られることが判るだろう。(「仏像鑑賞力」がついていると言えますか?)
注目すべきは、中央に2尊を配置することだろう。別尊曼荼羅は「特定の1尊(大日如来)」以外が本尊となる曼荼羅のことをいう。むかって右に「バク(梵字)」、左に「ア(梵字)」(くわしくは「アビラウンケンQS」参照)を配置している。
「バク」は釈迦如来を象徴している。「ア」は諸尊に共通で使用できる種子なのだが、ここでは多宝如来を象徴している。
このマンダラは釈迦の説法中に地中より多宝塔が出現し中の多宝如来と釈迦如来が席を共有したという『法華経』の逸話をもとにしている。
あと、浄土変相図と社寺参詣曼荼羅を、ちょろっとやると神道系の曼荼羅も、だいたい見れるようになるのカナ?
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