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後戸

そこで、不動明王にとっての後ろ戸の神、背後の神が必要となってきたわけです。生駒の地神のパワーが強力であれはあるだけ、不動明王の手にはあまってしまい、とうとうそこに小さな聖天様の祠が立つことになった、というのが、じっさいの歴史だったような気がしてなりません。

『悪党的思考』p322

 後戸というと摩多羅神が一番に想起されるのだろうか?
 東大寺・法華堂の執金剛神のようにさまざまな神仏が比較的古い段階なのだろうか? さまざまな類例が得られそうな気がする。