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真床乎衾

大嘗祭のときにも、まずおふろで着替えを行う。それから天子さまは、真床乎衾(まどこのおふすま)というふとんに入られる。そこへ、前の天皇のからだを離れた天皇霊が、ふとんで覆われた密封空間に入ってくる。この空間は子宮をあらわしていて、胎児の状態の天子さまに天皇霊が籠もるのだそうです。

 中沢新一氏 『三位一体モデル TRINITY』 東京糸井重里事務所 p57