読書記録2007年3
(2)山川均氏『石造物が語る中世職能集団』日本史リブレット29
重源、叡尊、忍性の時代。南都には伊行末(伊氏の「行」という名の末っ子の六男という意味に解した)という石工がいたという。
現在見る宝篋印塔の原型を求める旅。
箱根山の宝篋印塔に永仁4年の持円房祐禅(裕禅とも)という僧の名前が書かれているという。備忘録。
(4)小沢昭一氏・大倉徹也氏『小沢昭一的 流行歌・昭和のこころ』新潮文庫
美空ひばり、藤山一郎のところだけ読む。CDが欲しいんだけどどれが良いのか???
(5)永六輔氏『南無阿弥陀仏』ハルキ文庫
あとがきの戦争に関する記事、ハモニカ、犬のタローは秀逸。人の思い出に良い、悪いもないものだが、戦争を知らない人間には貴重な記録。