奈良3題+α
法隆寺展
再建、非再建(古いなぁ…)問題とは別に金堂内の年代観のごちゃごちゃ。
復古の思想であり、聖徳太子の翳(かげ)の表れでもある。
その、実見は貴重。
僕なりに瓦当と台座を精査。
江戸時代の仏教・神道版画
仏教版画が体系的。
庶民の思いと、宗教空間の歴史が、なんとなくシンクロ。
高僧と美術+α
知らずに行ったら講演会とシンクロ。
絵画史的には南都炎上よりも鎌倉新仏教的(南都仏教の復興的活動も新仏教と呼ぶ)な宗教改革の方がより影響が強かったとする。
南都炎上 = かまくらクライシスなんて図式は成り立たないのか!!
展示は笠置曼荼羅。日吉曼荼羅。根来塗。
最後の1区画が興味深かった。ああ、栄西の文書、公慶の勧進帳も良かった。
学園前、菖蒲池の新興住宅地。美しいような、なんか・・・
奈良国立博物館
特別展
国宝 法隆寺金堂展
080614〜0721
奈良県立美術館
特別陳列
庶民の祈り 志水文庫
江戸時代の仏教・神道版画
080607〜0727
*時代が下るのであなどられがちだが、神道美術を考える上で江戸時代の版画は貴重な資料といえる。
大和文華館(奈良・学園南)
館所蔵
高僧と美術−聖をめぐる人々−
080523〜0629