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法華滅罪

国分寺と国分尼寺−「法華滅罪」を中心に−
 国分尼寺の「法華滅罪」は『法華経』の「ダイバダッタ品」の「女人成仏」からきたのではなくて、『法華経』の注釈書に見られる「疫瘡(えきそう)」の「滅罪」に由来する。
 つまり、国分寺・国分尼寺の建立は「疫瘡」に対する「護国」、「滅罪」である。
 とする意欲的な講演。
 注釈書からいろいろな思想がうまれるというのは、いろいろある話。
 国分寺というと僕の中では「悔過」が大きな位置を占めていて中世なんかにも続いていくイメーヂ。
 あとは、国分尼寺での阿弥陀の存在のような、、、2つとも少し時代が下る問題なんだけど。

鈴鹿考古博物館
寺院・官衙シリーズ講演会
国分寺と国分尼寺−「法華滅罪」を中心に− 吉田一彦氏
080928(日) 午後2時〜
*国分寺などに対する祭儀の講演というのは意外に少ない。演題からはなんか、そんな感じなのかな、、、