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2008年12月30日

テキ屋のおこり

B:これね、もとの起こりをはっきりいうとね、大岡越前守さまが、上野東叡山でもって作ったのが一番の始まりなんですよ。さんずんっていってね。はじめゴザ敷いて商売してたんです。ほこりがかかるというんで三寸の台を作っていいって、それで、さんずんってもんが出来たんだ

『私は河原乞食・考』p171
 p178に享保廿年(1735)の「諸国商人掟極写」が引用されている。これを口伝えすると上のような内容になるのだろうか。
 p180・181あたりに香具師、乞胸(ごうむね)の細かな職種が列挙されている。
 興味を引くのは反魂丹売。「反魂丹」とは、どんな薬でどんな口上(タンカ)で売られていたのだろう。

恨(はん)

 しかし、被征服者は、屈辱の怒りや苦しみを、征服者の前に、とことん押しつぶし得たであろうか。怒りは消えきったであろうか。涙は乾ききったであろうか。
 もしかしたら、
 払底しきれぬ、怒りや涙が、
 押しひしがれた屈辱が、
 はらわたの底の底にかたくたまって、
 それが、
 芸能の原動力になっていたまではなかろうか。
 俳優の力の源になっていたのではなかろうか。

『私は河原乞食・考』p133
 芸能の根源論。なんか『精霊の王』にも通じるように思うのは、最近、『精霊の王』を読んだからか?
 怨霊史観的でもある。

見世物

だから、トクダシが見世物であると同時に、美術展覧会も、動物園も、花火大会も寄席も歌謡曲大会も、みんな見世物である。

『私は河原乞食・考』p101
 見せるということは見る人にあきさせない努力というのが必要で、その努力をして初めて「見世物」となる。
 と、このブログちゃんと見世物になっているのか???

河原乞食

でも徳ちゃん。ちっともはずかしがることはないぜ。そりゃ、門付けはみんなから乞食扱いで軽蔑もされたろう。しかしわれわれ芸人は−−芸能人といってもいい−−みんな昔は、乞食みたいなもんだったんだ。浮浪民だったんだ。

 小沢昭一氏『私は河原乞食・考』岩波現代文庫 20005年 P67
 書名にもつながる言及。小沢氏の芸人(芸能人)としての存在理由と深くつながるものなのだろう。

2008年12月23日

俳句

またたく 冬の星座が いとしくて

大賞

 もったいぶっても仕方がないので、グランプリの発表です。

鈴鹿考古博物館
弥生人のスローライフ−おコメ生活はじめました−

 縄文的呪術の信用収縮。このエポックから始まる弥生式時代への道。現在の状況とてらすとこの作業仮説ないわけではない。
 あとは、平安から鎌倉の転換。律令体制の信用収縮とすれば、この種の時代転換の一例であると考えられる。
 弥生式の玉作なんてワークシェアリングだよね。あの磨くという労力。
 弥生も鎌倉も戦争の時代だ。これも付け加えておこう。

2008年12月17日

常設展

 伊良湖の3遺跡(東大寺瓦窯・皿焼窯・大アラコ窯)
 3年計画くらいで「かまくらクライシス」に取り組もうと思っていて、その初年が「伊良湖東大寺瓦窯」に代表される重源の愛知での活躍。
 遺跡の保存・整備を考える上で貴重な示唆をあたえる3遺跡の並びなのではないだろうか?
 検出状況の展示、発掘面の展示、原状復帰。3つの方法とも、あると思います。

技能賞

金刀比羅宮 書院の美
 実物大写真というのは昔からある手法なのだろう。
 法隆寺展、三井寺展でも、同様の障壁画の展示はあった。
 しかし、現場を再現するという視点に立ったとき、技能以上に着想としてぬきんでたものがあったように思う。
 障壁画の制作風景の展示、そして定点観測。。。

2008年12月07日

三井寺

通天閣
大阪市立美術館
国宝 三井寺展
 智証大師、黄不動、新羅明神、フェノロサ、、、
 校庭からの歓声が聞こえる中、正午の鐘が鳴る。
 大津で素通りした寺の寺宝を大阪で見るとは。。。

大阪市立美術館
特別展 智証大師帰朝1150年
国宝 三井寺展
081101〜1214

2008年12月06日

俳句

寒月の 半月にして 輝きぬ

2008年12月05日

図録出来

シーラカンス−ブラジルの魚類化石と大陸移動の証人たち
 自然科学系では唯一の鑑賞。参考文献を見るかぎり、やはり孤高の展示、そして図録。
 20年来、この図録を探していたのかもしれない。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%B9%E2%80%95%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%81%AE%E9%AD%9A%E9%A1%9E%E5%8C%96%E7%9F%B3%E3%81%A8%E5%A4%A7%E9%99%B8%E7%A7%BB%E5%8B%95%E3%81%AE%E8%A8%BC%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1-%E7%B1%94%E6%9C%AC-%E7%BE%8E%E5%AD%9D/dp/4486018192/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1228480451&sr=8-3

俳句

雨降りて 冬の雷 音遠く

清書

小原村 紙漉の音 クド煙る
舟唄を 聴き酒を飲み 年忘

2008年12月02日

俳句

小原村、紙漉の音。クド煙る
細い月 黄昏の空 星2つ