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ダーク・マター2

その数式は、物質の総和は反物質の総和に等しいというもの。
これでは、物質と反物質が相殺してしまって現実世界が存在しないことになってしまう。
老ジャーナリストは、この数式の証明にとりかかる。
時を同じくして、その数式に目を付けた女子高生がいた。
老ジャーナリストと女子高生は、その数式の証明の最中、失踪してしまう。

老ジャーナリストが目を覚ますと、そこは荒野だった。そばには女子高生が倒れていた。
老ジャーナリストと女子高生はブラックホールの中で想念として存在していたのだった。