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これらの調査を比べてみて、二つの結論を導くことができる。白人は社会科学に頼っているが、インディオはむしろ自然科学を当てにしている。第二に、白人がインディアンは獣だと宣言しているのに対し、インディオは、白人が神かどうかを疑ってみることで満足している。どちらも同じように無知に基づいているが、後者の遣り方のほうが、明らかに、より人間に値するものであった。
『悲しき熱帯I』中公クラシックス p116 以前、読んで気にかかっていた一文。備忘録。
投稿者: かがっち 日時: 2007年09月30日 17:58 | パーマリンク | ネオ・フェミニズム