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演歌師

桜井:ですから、逆に露天側からいうと、これは人寄せにもなる。仲間に入れた方が得だということにもなる。すると兄貴分の頭のいいのが、「(略)俺らと、親分子分になりゃ、安全に商売できるんだ。うちの若いもんになれ。」

『私は河原乞食・考』p209
 演歌は昔、演説の歌で「演歌」だった。政治的な歌であったのがテキ屋の傘下に入る。それが、大正の頃であったという。