ボビー・オロゴンの研究
松本清張『火の路』文春文庫
最近、文庫本の装丁というか、カバーデザインがくちゃくちゃになっている中、手堅い装丁。生誕100年の新版にあわせて、そろいの装丁なのか。。。
これと、
伊藤義教『ペルシア文化渡来考』
で『白瑠璃の碗』は決まってしまうのではないだろうか?
でもボビー・オロゴン氏が日本へ来たことの研究と、日本人がボビー・オロゴン氏からどのような影響を受けたかの研究では大きく異なる。
つまり、ペルシアからの文物の伝来、そこから日本人は何を享受し取り込んだのか?
管見では古墳時代の中期末から後期初頭には、ペルシアからの文物の渡来があったのだと思う。正倉院の白瑠璃の碗も、そんな時代からの伝世品なのではないだろうか?
多くのガラス製品が古墳に埋葬される中での伝世。これは王権を保持するための呪具のように思えてくる。
と、いいつつ「かまくらクライシス」が書きかけだったな。