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『かわら-瓦からみた大津史-』(大津市歴史博物館)
『日本瓦の基礎知識-古代編--中世・近世編-』(高浜やきものの里・かわら美術館)
 う~~~ん、例えば、「飛騨の匠」を使役する集団がいたとして、その集団が、大阪湾岸の同系列の氏族の氏寺を建てたとして、その後に、自身の氏寺を建てる。
「飛騨の匠」は、ふるさとに帰った後、それらの造寺で得られた知見を利用して、ふるさとに寺を建てる。
 もし、そんなことを傍証するような、遺品があるとすれば、、、それが瓦当の文様である。
 古代の瓦当の魅力って、なんかこんな感じ。「生産・流通・消費が比較的近い」と言い換えてもいいのかもしれない。
「生産・流通・消費が比較的近い」例として、最後になるのだろうか? 中世の皮切り、重源の東大寺大仏殿再建であろう。伊良湖を例にあげれば、重源は民衆に溶け込み、窯業の殖産をおこなったのではないだろうか?
 それ以降は「生産と消費の距離が広く」なったとでも言おうか? なんか、瓦当の流通が商売くさい。
 結局、古代瓦と中世・近世瓦は違う! デザインとファッションぐらい違う! といって、理解できるのか?