巨星、落つ
なんだ、虚勢乙って、励起しすぎて卒倒したとかぢゃないよね。
巨星というか、保守王道、太陽だよね。
なんか、あのぼんやりとした筆致が、あまり好きではなかったんだけど、NHKの特番みてたら、すごく精緻なデッサンをしていて、ああ、勝ち取った筆致だったんだな。と、改めて認識する。
なんか、東山魁夷の「次の人」みたいなイメーヂがあって、2人に対して失礼な認識なのかな?
文化財保護の活動にも造詣の深かった人なだけに、その欠落を補うのは大変なのかな?
『歓喜する岡本太郎』(四日市市立博物館)
『没後40年 レオナール・フジタ展』(松坂屋美術館)
ピックアップした今年の特展は、上の2つで以上。
最後に残った、論じるべき事は「巨星と特別展」。
なんで、すごく今を生きているんだろう? と思ってしまう。
いや、「ビックネームは、それだけで集客力があるだろうから、「巨星と特別展」というスタンスで、もう考ええることはないでしょ?」
はたして、そうだろうか?
藤田嗣治の認知度って一体どのくらいだろう? 1%~5%という所ではないだろうか?
以前指摘したが、1億の1%は100万である。フジタのポストカードが100万人に届いているだろうか?
その点、岡本太郎は安心できる。CMに出ていたから。
「グラスの底に顔があったっていいじゃないか!」
しかし、岡本太郎 = 「グラスの底に顔があったっていいじゃないか!」は、認知していることになるのだろうか?
だから、今日のニュース見てて、
「もう、言葉になりません」とか、
「惜しい人を亡くしました」なんて、
たとえ50%の認知度があったとしても、その認知されていない方を棄却して、本当に中立な報道なのだろうか?
なんか、こう書いていると、言葉遊び、というか数字を並べて幻惑してるように見えるだろうか?
そうそう、これも今日のテレビの話。「事業仕分け」にかこつけた企画で、目に付いたモノに「事業仕分け」してみようというような企画。「迷走地図」と何が違うのかと思うが、そこには悪意が見え隠れするね。
「おもしろい」と思わせるのはいいが、朝から「けしからん!」と思わせるのが正しいのか? バラエティーもいろいろよね。
いかん、話がそれた。
ある博物館の話。もう「周辺住民の50%が必要ない」ものなのだ、そうな。
(上の試算がまんざらでもないって事だと思うよ)
なんかひどいこと言ってたな。
「あんなヘンテコなモノがあっても見に行かないし、一体、あれが何なのかも知らない」
ある遺跡に浴びせられた罵声と、そんなに変わらないんだよ。
つまり、文化事業に対して、50%以上の好意(認知では不十分)がなければ、プロパガンダ的に「事業仕分け」されてしまう可能性も0ではない。
つまり、お前が、どんだけ重要な1人かって、話だよ!
いや、、、その、、、同じものが好きなんだから、仲良くしようねって、もう、おそい???