万歳
安城市歴史博物館
江戸後期の三河万歳事情
『私のための芸能野史』をカバンに入れて行ってきました。(『日本の放浪芸』『私は河原乞食・考』の3部作を、年末年始に読むのが、この数年のお気に入り)
ちょっと内容とは違うことを、、、
尾張万歳の縁起考えてて、長母寺・無住と唱門師に行き着くことになる。しかし、万歳の本文(ほんもん)を考えると「棟上げの言祝ぎ」であったり「真宗の極楽浄土へ導くモノ」、「神道系の七福神(だったか?)」と、唱門師というか、陰陽道へ行き着く題材があまりないことに気づく。この縁起と本文の内容の齟齬は、なんか構造のズレなんだよね。
ほかの芸能であれば、安倍晴明親子の『葛の葉』みたいなものを演目としてあげるものは少なくない。
あるいは土御門家との結びつきの神話が、縁起の唱門師と結びつく説話の構造を生み出しているのかもしれない。
あんま、せっかく唱門師関係の芸能としてフューチャーしているのに、あんまり声高に言ってはいけないことなのかもしれない。
安城市歴史博物館
歴博講座
江戸後期の三河万歳事情
091212(土) 午後2時~