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2題

日本モンキーセンター
進化のおもちゃ箱 マダガスカル展
 ビジターセンターって、あんなにちっちゃかったんだ。まあ、いろいろな所から資料を集めているし、自分の所の収蔵品の開陳など、気合いの入った展示なのだろう。シーラカンスの映像が見れなかったのが、ちょっと残念。(って、この前見たな、、、)
 どうも、僕の中でマダガスカルのすごさというのがいまいち、ぴーんと来てなくて感動が薄い。クマノミが水槽の上で手をこすると、よってくるのが、かわいらしかった。白黒のヤツは、なんか逃げてたな。人見知りだな。
 常設展の方も、かえって細かな種類は実物にゆずって、リスザルの類とニホンザルの類とチンパンジーの類ぐらいに大まかに分けて、動物行動学の知見なんかを実際に園内で観察できるようなトリビアにして発信できるといいような、、、って、何年前の展示なんだろ? 少年時代に見たのか? 記憶にない。

四日市市立博物館
古代朝明の風景 久留倍遺跡展
 普通の図録があったら官衙基本文献になるのに、、、ああ、もったいない。まあ馬家の資料がないのは、次にもう一回企画してもらうとして、郡衙に比定されている遺跡のレビューは壮観。(大きいんだかちっさいんだか分かんないけど)

 全然話変わるけど、B類って前期か? 土器も復習しておかないと駄目だな。児童・生徒向けに、ごまかしてるだけなのかな? 土師器だと前期で、須恵器だと後期って、ある意味分かりやすいけど、むちゃくちゃだよね。ある自然誌も併設した県博で、中期の土師器に前期ってしてあって、2期区分なのか? 展示の内容が古いのかよく分からない。まあ、そこまで分かって見れば「博物館も必ずしも正しいだけのモノではない」という見方で見れるから、それはそれで楽しいのか?
 器種にしたって、そんなに厳密なモノなのか? もっと、食材や調理方法と器種は密接にリンクしていて、それは個人的なステレオタイプであることが多い。まあ、この時代の「個人的なステレオタイプ」は共同幻想の領域に昇華できるから、、、というのもないわけではないけど、もっと、すり下ろしたワサビは器台にもって、だし醤油のつけだれは坩(こつぼ)に入れて器台に乗せるみたいな、この時代、何を食べていて、土師器を使うのが、ケなのか? ハレなのか? いつでも使うのか? という、立体的な復元がないと、これは食べ物をもった器、これはツボを乗せた器と強要することの必然性に疑問を感じる。
 ほんとに器種複合の事例について、なにも評価しないつもりなのだろうか?(吟味した上で、ああなっているのかな?)

日本モンキーセンター
特別展
進化のおもちゃ箱 マダガスカル展
090718~100111

四日市市立博物館
企画展I
古代朝明の風景 久留倍遺跡展
091205~100124