「Be your wings」
たまたま、ファンモンがテレビで歌ってるのを見て、ああ、あれ、口パクだとしたら、真ん中の後ろがふざけてるだけぢゃなくて、エヤーあやや的な一種の見せ物なんだなと思った。
逆に言ってしまえば、ボーカロイドの声に人間の口パクをあわせることもできるわけで、それはそれで、アートだよね。
愛知県美でトリエンナーレ関係で、映像の展示があって、真っ白な女の子が、なんか、ただ、しゃべってるのが無機質というような内容で「ああ、初音ミク以前だから、こうゆう表現はパンチがあったんだろうな」という結論にいたる。
つまり、デジタル時計ができて、みんなが時間に縛られ初めて、みたいなところでデジタルの点滅というのはアートなんであって、今、それをやると『Mステ』の「能動的三分間」ぢゃん。「そうそう、アレやってみたかったんだよね、、、」って、職業作家的な発想だよね。(と、いいつつ、テレビのショーアップて、あなどれんよね。あのオルゴールの中で歌うのカワイかったもん)
「Be your wings」
『キャッツアイ』
『マトリックス』
こういうの見て「デッサンっていうか、3Dでの位置関係がおかしいんぢゃない? あんだけ車で走った感じとか、刑務所の位置とか矛盾があるような気がする」というのは、ただの嫌みにしか聞こえない。だから、そういうことは言わない。
アートと言うよりは映画の要素が多いよね。異時同図か、ワンカットで永ドリという体をとって、その要所、要所にモティーフを配置してゆく。練られているよね。エンドロールにドヤ感があるよね。