3題
鈴鹿考古博物館
国の華~伊勢国分寺の軒瓦~
ああ、そうだよね。リアル博物館の限界だよね。展示資料人質に取られているようなモノだから、所蔵者に反対するようなキャプションはつけられないよね。「創建国分寺の廃絶」って、以前にも書いたけど、おかしな表現だもの。瓦の年代は、あんまり詳しくないけど、最末期の瓦って、火災の後の復興期の瓦が混ざってないか? 金堂の基壇なり、印象が薄れないうちに「国分寺堂」と呼ばれる仮施設が作られたのは、農道が金堂を避けるところからすると比較的容易に想像できることだし、「剃髪所」とするところから最末期の瓦が出ていることから、剃髪所の再整備も「廃絶」以後に考えたい。空也が尾張国分寺で剃髪するのは、それ以前にも僧として活動していたことから考えて、尾張国分寺において何らかの〈僧〉としての正当性を担保する儀式があったと考えるべきだろう。一説には、尾張願興寺に、その理由があったとする説もある。一旦、その当否は置くとして。まあ、尾張国分寺での儀式が「下野薬師寺の戒壇」と等質のモノであるかはよくわからないが、、、と、尾張のモノが出てると、尾張の話が長くなるので、逆に大鹿廃寺(南浦遺跡)とか、市内の他の瓦当もみたかったな。
どうも、伊勢国分寺の瓦って伊勢国府の編みなおしというか、後期難波宮系の重圏文を蓮華文に直しているような感じの瓦だよね。大鹿廃寺を細弁化した伊勢国分尼寺と、在地勢力と国司の権限というのが、微妙にそれぞれ違うんだよね。
桑名市博物館
王朝のみやび 伊勢斎宮
たまたま、朝、ネットしてたらやってるって聞いて行ってみる。そうか、、、「段付きのお姫様」って百人一首だよね。あれ、百人一首の図像というのも、案外、見るべきモノがあって、それが最近、くちゃくちゃになっちゃってるよね。京都の協会推薦って言うのが、ちゃんとしてるんだっけな?
四日市市立博物館
内藤ルネ ロマンティックよ永遠に
ああ男の人だったんだ。そういえば中性的な名前だよね。『ジュニアそれいゆ』から、陶製のキャラクター、あのガラスに張る、いちごとか、テントウムシも内藤ルネだったんだね。
でも、女の人ばっかだった。「あれ? こういうのカワイイと思うのってジェンダーだよね。性同一性障害とかぢゃないよね」と、考え込んでしまった。でも、まてよ、ホラー小説とか全然ダメだけど小酒井不木とか見に行ったもんな、、、いや、てか女の子のこと普通にカワイイと思うけど、「性同一性障害でレズビアン」とかあるのかな? いやいや、流されるな! こういう趣味・趣向はジェンダーだから。。。たぶん。
鈴鹿考古博物館
企画展
国の華~伊勢国分寺の軒瓦~
100116~0228
桑名市博物館
王朝のみやび 伊勢斎宮
100211~0307
四日市市立博物館
特別展IV
内藤ルネ ロマンティックよ永遠に
100213〜0322