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「Orion」

「ぢゃあ! お前はどうするんだよ!」
 と、聞こえてきそうなので、1例をあげておこう。
 たとえば「巴文を染め抜いたリンゴのオブジェ、黒光りする触手、最後に触手がからみつき楠になる」というのはどうだろう? まあ「クサマ、SOD、『I am...』」な訳だが、新しく見えないだろうか?

「Orion」
 どうしてもツンドラを見るとシベリアを思い出してしまう。そこで想起してしまうことは「シベリアでオリオン座は見えるのか?」。こういうことを思わせてしまうのは作品として不利である。(まあ、作品を詳しく見てゆくと、どうも南米の山間部を意識しているようである)
 不利を承知で南米を舞台にした勝算が判然としない。そもそも、オリオン座を主題として、日本や、少なくともギリシャ(星座発祥の地)を舞台に採用しないのは、相当リスキーである。
 しかし、星座を扱うのはCGとして限界があるのか? MITAKAやステラシアターの敗因っていったい何だったんだろう? プレゼン能力の低さなのだろうか? コスト面の問題だったのだろうか?
 数年前に、名古屋・笹島でプラネタリウムがあったな。ああゆうものでもいいわけだし、、、
 こうなったら、学術主動のビデオ・クリップ。あっても悪くない、と思えてくる。。。