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NHK3題

「microphone」

音楽。その存在感には、逆らえず、ただ敬うことしかできない。
わかってる? 音楽なしの私たちなんて、無意味でしょ。
音楽と出会うのは運命(さだめ)なのだから、、、
音楽が音楽である事、音楽が存在する事を示して、導いてくれるのは、あなただから、、、
さあ、あなたが完全だと思うリリックを、ほら、僕の目の前に示してご覧。

 長ったらしいなと思って削ってったら、5行になってもた。「逆らえず、ただ敬う」とか「示して、導いて」とか、まんか、まどろっこしい。この辺も、なんか違うんだよね。
 なんか、もっと「恨(はん)」のある歌詞なんだけど、僕が言うと大層になりすぎたり、嘘っぽく聞こえちゃうんだよね。
「自分を自分とたらしめているのは〈あなた〉」って、よく考えたら当たり前だな。自分以外は他人、つまり、〈あなた〉たちなのだから、、、

 4月から、いろいろ番組が始まったが、1番ショックだったのは『758Label』が終わってしまった事。もう少し続いてたら、コンテンツ賞だったかもしれない。ああ、「番組」にしてしまえば益若つばさ氏も、、、(以下略)って、ユッキーナのプロデュース力、調和力を認めるのが怖いのかな?
 いや、NHKで『スコラ』と趣味悠々のワクの『エレキギターの講座』『デジスタ・ティーンズ』は、なんか、ビビビと来る内容。
『スコラ』って、まあ、バッハの回だからなのか、ようは義務教育の音楽の教科書なんだよね。ゆとり世代でどの程度、削られているのか知らないけど、義務教育の音楽は、実は教科書の内容をしっかりと詰め込むと、音楽鑑賞や実践に大いに役立つ内容が詰まっている。どうしても、合唱コンクールなんかの行事の練習に明け暮れて、教科書の内容に踏み込む事は少ないのが実情だろう。(地域によっては音楽の期末テストがある地域もあるのだろうが、、、)
 だもんで、作曲家の名前や曲名を覚えるのは必ずしも重要ではなく、和音のしくみや、ピアノの音程の原理的な話というのは、理科とか数学・算数に通じる、1種の〈美〉なんだよね。(受け売りぢゃないか!)
 今の義務教育の音楽は純邦楽や古典芸能の習得にも力を入れていると言われるが、西洋音楽の基礎がしっかりとあって、日本の独自性、古典芸能の特殊性って、判るものなんぢゃないか? バッハの回だから、そう思うのかな?
 美術や図工も、似ているのかもしれないけど、現実は少し複雑だ。ようはデジタル分野が発達しているから。『デジスタ・ティーンズ』は、そう言う意味でも、学校の勉強を補助する番組なのかもしれない。思うんだよね、音楽作成も含めて、ボーカロイドのビデオ・クリップのようなものの作成は、ある意味、綜合学習として優良な題材なんだよね。