へうげもの3題
愛知県陶磁資料館
アンデス・メソアメリカ文明展
ついでと言ったら失礼だが、しっかり見てきた。
いまだにオルメカ文明が、どの辺のだかよく判らない。ちゃんとキャプション読もうよ…
中米を、メキシコを中心としたメソアメリカ、南米の北部のアンデス、その中間領域と分類して、それぞれの歴史遺産と現在のメソアメリカの文化をコンパクトにまとめてある展示。
日本に所蔵されているメソアメリカ文明のような側面もあり、所蔵先がユニーク。
愛知県陶磁資料館
へうげもの関連
愛知県美術館の木村定三コレクションを中心に常設の日本の焼き物の一部として構成されている。
まあ桃山~江戸の陶磁は織部好みのみではないが、逆に初心者にも、奇をてらった独特の物腰が親しみやすく、これまで堅苦しくて敬遠してきた向きも、入門として楽しめるのではないだろうか?
瀬戸蔵ミュージアム
織部・大数寄(ダイスキ)・コレクション
あの焼き物曼荼羅の中に織部が展示してあるの。想像しただけで壮観でしょ。
須恵器から桃山前夜までのロクロに代表されるシンメトリーの造形が、突如、碧、黒、赤、白の原色に近い彩りを伴って、崩れていく。指により、ねじ曲げられた沓茶碗。四角を2枚重ねたような織部の向付。
瀬戸市の歴史としての信長による瀬戸山離散から美濃での織部・志野の萌芽。瀬戸への逆輸入とダイナミックに地域のクロニクルが展開している。
加藤春岱の作がすこしまとめて見れるのか?
徳川美術館
徳川美術館の名陶で楽しむ
やきものの色とかたち
常設展の茶の湯のセクションも、へうげもの関連。展示替えもあるので、チェックしておきたい。
企画展は前にレビューしたので割愛。
あと、蓬左文庫に展示の涅槃図。痛みはあるものの、彩色のよく残った大幅。涅槃図というと、下半分の群像のイメーヂが強いが、なんせ大幅なので下はあまり見れない。その分、写真図版が展示されているので、それで確認したい。
愛知県陶磁資料館
アンデス・メソアメリカ文明展
2011.0528~0731
瀬戸蔵ミュージアム
織部・大数寄(ダイスキ)・コレクション
2011.0705~0925
徳川美術館
企画展示
徳川美術館の名陶で楽しむ
やきものの色とかたち
2011.0528~0724