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2題(7)

松坂屋美術館(矢場町・南館7階)
魔法の美術館
ようこそ。ここは光のワンダーランド
 コンテンポラリー・アートは観客に常に躁状態の対応を求め、その意味で、その存在は欺まんに満ちている。と訳のわからない文章を書こうとしてもどうしても言いたいことが表面に出るな。。。
 なんていうの、もう科学技術とも言わないんだろうな、センサーなどを利用して〈光〉をテーマにインタラクティブ(相互方向的)なアート活動の見本市。
 動ける格好で、家族かカップルでの来場をオススメ。対戦ゲーム感覚の展示や下をのぞき込んだり、床に寝転んだり。
 個人的には、ヘタに人出の多いトリック・アート展を見に行くより、家族づれなら、こっちの方が楽しめるのではないだろうか?(あんま、こういうこと書いても観客の出入りって変わらないんだよね)
 まあ、親が率先して楽しんで、キャッキャやらないと子供って(意外に?)シャイだから、、、
 風の原理を使うものもあるんだけど、センサー系はどこに影が落ちればどう反応するか? フェイントで1回休み的なセンサーもあるので気をつけないとね。
 キャッキャすることが苦手でないならオススメ!

名古屋市美術館(伏見)
大エルミタージュ美術館展
~世紀の顔 西欧絵画の400年
『ぶらぶら美術・博物館』などで、とりあげられていたエルミタージュ美術館展の名古屋会場。このあと京都市美術館(2012.1010〜1206)へ巡回か?
 エルミタージュ美術館はロシアの美術館で、展示はルネサンスから、バロック、ロココと新古典派、ロマン派からポスト印象派、アバンギャルドの世紀と作品を見ていくだけで、西洋のルネサンス以後の絵画史を概観でき、中野京子氏の『怖い絵』?などを参照すれば、その絵画がなぜエルミタージュ・コレクションなのかがよく判る。ちなみに音声ガイドはモデルの杏さんを中心に中野京子氏も執筆、及び声の出演をされている。杏さんの声も聞けるし(デート感覚をぶちこわしなのだが)男の人のカチッとした解説もあり、しめるところを中野先生がしめてる優れた音声ガイド。もっと『ぶらぶら』のスピンオフみたいな感じも聞いてみたいが、杏ちゃんの歌もワンコーラス?聞けるし、西洋絵画好き、杏ちゃん好きにはオススメ。もちろん入門にも。
 個人的に、すきな作品を何点かあげておこう。ダ・ビンチ派の「裸婦(9)音ガ(3)」、ゲランの「モルフェウスとイリス(57)音ガ(16)」、ヴェルネの「死の天使(58)音ガ(15)」、オザンファン「食器のある静物(88)」とかかな?(番組で紹介された有名作品は除く?)
 1番は死の天使。まず女の子がカワイイ。そして〈死〉というネガティブな題材にも関わらず、死の恐怖を感じさせない。なにか崇高な儀式のように〈死〉があつかわれている。夏のけだるさに、そんなタナトス(死への希求)がマッチしている。

松坂屋美術館(矢場町・南館7階)
魔法の美術館
ようこそ。ここは光のワンダーランド
2012.0728〜0902

名古屋市美術館(伏見)
大エルミタージュ美術館展
~世紀の顔 西欧絵画の400年
2012.0728〜0930
http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/