51 下津城


 室町時代後期、尾張国を斯波(しば)氏が守護として治めていました。
 当時、下津城に守護所がおかれていましたが、斯波氏は普段は尾張におらず守護代を置くようになります。
 守護代の織田敏広は下津城を拠点として尾張を治めました。
 しかし、下克上の時代、守護代の親戚筋にあたると考えられる織田敏定は下津城を襲い敏広は国府宮へ退いたといわれます。
 その後、敏広は岩倉に城を築き、敏定の清洲城とともに尾張の中心は二分され、稲沢市から尾張の中心は移ってゆきます。

50 近世
  51 下津城
  52 陸田東出遺跡
  53 稲沢市を通る街道
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歴史に対する私観ですので正確なところは学術書でご確認ください。
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