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レトリック

 なんなんだ? 鼻血、出したおっさんがカワイかったってなんの報告なんだ?
「count down」


 私には何の感情もない。無表情。
 さあ、終焉の開始よ。

〈病理〉にとって「終焉」も「開始」も禁句である。それをあたかも「どん底」という概念から、その対比の「シャングリラ」を提示して、「シャングリラ」→「どん底」そして、そこからの浮上という一見技巧的な構造でオブラートにくるんでいる風というのが、なんか鼻につく。
 現状からの逃避というのが〈病理〉にとって不可欠であることを利用して、スパイラルに苦しめているのだ! 〈病理〉について記号としてしか知りようのない〈過去〉ならまだしも、研究対象にできるくらいの情報があふれている中で、このような言動が、はたして節度あるものとして許容されるのだろうか?
 それにしても、ツイッターはじめて、つぶやきかければ、いいようなものだけど、なうで楽しんでるね。もう、それほどでもないのかな?
「meaning of Love」

「あなた」を〈あなた〉と思っているのは
きっと 私の心なんだね
だって〈あなた〉の具体的な姿って想像できない

 構造的に相反でフィルターをかければ、このような歌詞が生まれるだろう。別にそこにリアリティーがなければ問題ないのだが、その男の表情って、彼女の歌詞の常套句だろ? 案外、そこにリアリティーを求める人間も少なくないのでは?