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2010年07月24日

4題

名古屋市見晴台考古資料館(笠寺)
見晴台遺跡 市民発掘の歩み
 NPOというか、市民参加のありかた、それに伴った文化財にまつわるマネーフローの変化というのは、なんか肌身で感じていて足を運ぶ。
 だからブツが見たいんじゃないんだよ。(と、言いつつブツ目当ての方が楽しめる)
 なんていうの『月の輪』があって市民運動としての遺跡保存。市民発掘は、それを、なんらかのカタチで承けていて、行政が遺跡保存に本腰をいれるのは、いわゆる「原因者負担」と呼ばれる記録保存の歴史と、僕はとらえていて(そこまで、解ってりゃ別に展示で見る必要もないのか?)
 その中で興味があるのは、例えば市民の側からカリスマは生まれなかったのだろうか? という不思議な疑問。カリスマはカルトを引きつけ、カルトは動きはじめる。これをエラーだと思うのは行政の傲慢ではないのか? 逆に、このようなことが比較的システマティックに制御できるのであれば、これからの市民参加の貴重な資源になるだろう。と、思ったの。

名古屋市博物館
ポンペイ展
世界遺産 古代ローマ文明の奇跡
 そうか! 大ローマの後にポンペイ展が待っていたのか。あのフレスコ画群が展示できるようになってローマのイメーヂって大きく変わる。なんか、これまでって、大理石と金貨のイメーヂがつよい。
 ローマの奥深さが判る展示。

名古屋市博物館 はくぶつかん講座
自然環境で解く古墳のナゾ
 夏休みの自由研究の導入になる講座だそうな。
 僕だったら「神曲「MOON」の音楽倫理的解釈の研究」をオススメしたい。まあ、カウンタに直接アクセスするのは禁止である(当たり前に〈一般人〉だからね。学術的な探求と言えども、つつしむべき所、大きく発言すべきでない所はある)まあ、浜崎氏の歌詞をこねまわすのは自由だから、、、まあ、芸能界に興味のある(演者などの活躍をしたい人)には、致命傷になるかもしれないし、、、まあ、某氏は「不愉快」に思われるかもしれないが。
 いや、それは自分で結論を出せる訳だから「音楽倫理上の問題はなかった」という結論も出せるわけだし「そんなこと考える事も不謹慎」というしめだしと、どちらが科学的か? だから、音楽倫理は、もう僕の問題ではなく音楽享受者全員の問題なのだ。まあ、某氏がなんていうか、なのかもしれないけど。
 いったい、なんの話を聞きにいったんだ?

松坂屋美術館(矢場町・南館7階)
没後10年記念 三岸節子展
こころの旅路〜満開の桜のもとに
 やっぱ『美の巨人たち』の影響は大きいよね。
 節子・好太郎の話は以前にみて知っている。
 でも、まだ、隠された逸話があるんだろうな。

名古屋市見晴台考古資料館(笠寺)
企画展
見晴台遺跡 市民発掘の歩み
20100623~0926

名古屋市博物館
特別展
ポンペイ展
世界遺産 古代ローマ文明の奇跡
20100624~0829

名古屋市博物館 はくぶつかん講座
各回、午後2時~
自然環境で解く古墳のナゾ
20100724(土)

松坂屋美術館(矢場町・南館7階)
没後10年記念 三岸節子展
こころの旅路~満開の桜のもとに
20100707~0801

重箱のスミ
『ポンペイ展』 A&D 作品リスト附
*展示と音楽の融合。プロモートと内容の充実。モノが主で、どう見せるかは従のハズ。

2010年07月19日

4題

京都国立博物館
特別展観
没後200年記念 上田秋成
『まんがで読む古典』の最後のきらめきが『雨月物語』(『源氏』の方が後だったか?)で、僕の中で「現代的感覚で中世を読みすぎではないか?」という批判はあるんだろうけど、あの番組がなければ、記紀も含めて古典を身近に感じられなかった訳で、今でもクレヨン社のCDとか探しちゃうのも、、、つまり、有機的に僕を形づくる、一部分に上田秋成は、存在していて、、、(展観の説明になってない)
 ようは、上田秋成のいた上方を中心にした〈知〉のネットワーク、それを、すかして俯瞰する上田秋成と言った感じ。
 研究の成果報告のカタチで東之宮の鏡がでてた。そうか! 線違鋸歯文の系譜。いにしえ、三河の広い地域が「額田」と呼ばれたこと、もっと朝日の鋳物師にも目を向けるべきかも知れないが、中央と地方という考え方で、必ずしも技術は中央に集中していた訳ではない、いや、東海にも技術の中心を想定できるのではないか? それは三遠式銅鐸に始まり、壬申の乱でオオアマの経済的基盤になるような『白瑠璃の碗』の表というか、この手の話は、専門家が2〜3人いるから、丸投げしておいても話進んでくもんね。

京都文化博物館
2010年NHK大河ドラマ特別展
龍馬伝
 福山氏効果か最終日だからか、すごい人。展示見れない。音声ガイドだけ聞いてきた。
 なんていうの、龍馬の登場を山内一豊のミームとして考察してみたいんだけど『龍馬伝』の容堂って、なんか? まあ、藩主が一豊のミームに無自覚とか反発的でも〈構造〉というか、藩があって、その中から生まれてくる人物の思想・信条って、国づくりを行った人物の思想的ミームに支配されてたら面白いなと、最近思ってて、、、

京都国際マンガミージアム
 京都駅前で、こんな施設があると知って論客としては視察しておかなければ! と行ってみる。
 まず、コスプレの女の子たちに圧倒されてしまった、まあ、個人的な趣味だが、倒錯したものが好きで、はるな愛氏はコスプレではないが、どっかで両性具有的な儚さがあるんだよね。なんか、女の子が男の子に扮してるのを見て「きゅん」となってしまった。
 まあ、コスプレの子もいるけど、コスプレしてない人は、みんなマンガ読んでるの。官民学のマンガ喫茶なんだよね。マンガの殿堂がなんでボツったのか詳しくは調べてないけど、そこには、老若男女のマンガを共通言語にした交流の場というのを想定できるんだよね。やっぱ、「マンガは低俗」と思われているからダメだったのかな? 政党間のメンツの問題とか低俗な理由ではないよね。当たり前か!

美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル7階)
片岡鶴太郎展
 改めて『ひょうきん族』以後を考えちゃうよね。絵が上手いとか以前の問題として。
〈お笑い〉というジャンルの中で登りつめていく、という一派は確かにメジャーとしてあるんだけど、それだけぢゃないんだよね。
 自分の〈表現〉というのを突き詰めていくと言うとメジャーの人たちも同じなのか?
 逆に、今のバラエティー番組の中で、そのバリエーションがどの程度あるんだろう? それは今の〈お笑い〉さんが無芸というのではなくて、それだけ〈お笑い〉が専門職化していて、だけど『ひょうきん族』に代表される当時の〈お笑い〉には、デカダンというか退廃というか虚無感が表裏一体にあって、酒場で敵役が酒を飲むような。〈鬱〉的な、精神的に落ちた状態が表現されていて、今でも、AVのストーリー展開や、捨てカット、エロ小説の無意味なボキャブラリーや、小説家として食いあぐねた感じに、そのトレースは残るんだけど、テレビ番組にしてみれば〈躁〉の文化だし、マジメに〈鬱の美〉的な退廃感に目を向ける人も居ないんだろうな。。。

京都国立博物館
特別展観
没後200年記念 上田秋成
特集陳列
新収品展
100717~0829

京都文化博物館
2010年NHK大河ドラマ特別展
龍馬伝
20100619~0719

京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/

美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル7階)
画業15周年記念
片岡鶴太郎展
20100715〜0808

重箱のスミ
『上田秋成』 アートアンドパート プログラム附
*本館約半分で30分強のガイドは盛りだくさん。
*まあ、上田秋成自体知る人ぞ知るなんだけど呉春の知名度というか、どう説明するか? 蕪村と応挙の間で、、、『美の巨人たち』で見てて、それが役にたった。
『龍馬伝』A&Dオーディオガイド 作品リスト附
*人混みの中で聞く場所を探すのに苦労した。連番で、どこまで聞けるか? 次の展示に邪魔にならないコーナーとか。。。
*まあ、巡回展なので、どの程度可能かわからないが、第1会場から第2会場への移動「第1会場での音声ガイドは以上です。下の3階が第2会場になります」的な誘導も可能ではないか?

2010年07月10日

愛知県史講演会

愛知県陶磁資料館
愛知県史講演会「考古資料からみた古代の愛知」

 えっ? 北野廃寺の祖型って、山田寺形式そのものではないの? 屋根に葺かれた状態の山田寺形式を地上から見ると、たぶん、北野廃寺式のように見える。山田寺形式を北野廃寺のように表現するのは「瓦当はデコボコしたものだ」という工人の固定観念なんだと思う。たぶん、山田寺形式を視察した高句麗系工人がつくったといったところぢゃないかな? 紀寺式でも雷文を内外逆にしたり〈誤謬〉的な飛躍が三河の瓦にはあるんだよね。尾張もそうだけど、東国って〈高句麗系〉がダイレクトに入ってきてる感じがあるよね。
 三河国分寺と越中国分寺の関係。大伴家持といえば、尾張少咋(をくひ)ではないのか? 西国系とされる大伴氏が北陸に派遣されるというイレギュラー、そこに介在する尾張氏というのは興味深いので記憶にある。尾張にも軒平のワラビ手文は入ってきてるし、少し調べたら、三河ともつながるのでは? それよりも細かい年代観の中で、そのルートが成立するかの方が、胃がキリキリするね。
 尾張の川原寺系って、黒岩廃寺に代表されるように、ひょっとしたら木曽川本流の河床遺跡に散見されるとかないのかな? まあ、尾張願興寺にも入ってきてるから、そんなマイナーではないんだろうし。。。
 瓦の話ばっかになっちゃったな。
 3題とも、それ1本で1回になる内容なだけに、また、じっくり聞きたいものだ。って、県史、読もうよ。。。

愛知県陶磁資料館
1000年前のハローワーク
20100703~0926

愛知県史講演会「考古資料からみた古代の愛知」
『考古4飛鳥~平安』の刊行にあたって 八賀晋氏
 古代愛知のものづくり 城ヶ谷和広氏
 尾張・三河の古代寺院 梶原義実氏
20100710(土) 午後1時~4時