2題
安城市歴史博物館
特別展 親鸞聖人像の原点
安城御影(あんじょうのごえい)
しまった! 浄土真宗ありきで話が始まっていた。まあ、親鸞聖人の御年忌なので大人の事情もあるのだろう。
画幅なんかを考える上で、仏光寺派の絵系図の系譜に連なるような、光明本尊。親鸞の玄孫、存覚の「真向き親鸞」。蓮如の真宗中興的な流れが、大づかみにできるように展示されている。
欲を言えば、例えば、法然は向かって右向きで、親鸞は左向きの肖像が有名であることに着目して、法然と親鸞の立ち位置の問題。そして、比較的早い段階で、真向きの恵心というのが存在しているように思われて、法然の肖像は誰を右に持ってきて、本尊は阿弥陀なのか恵心なのか? 光明本尊なんかだと、右に法然、左に恵心というそうとう無理をした配置の画幅も存在するし、、、と類例をあげるだけで紀要ぐらいにはならないか?
刈谷市美術館
宇野亜喜良展
AQUIRAX
リアルタイム(ご存命だけど)には存じ上げなくて、刈谷展のチラシで存在を知ったくらいなんだけど、スゴい。
エログロから絵本まで、どうしても絵本のような子供向けの作品を手がけてしまうと「オレ、子供向け書いててエログロでいいのかな?」と躊躇が出てしまうのだが、それを感じさせない勢いがある。
展示室をみっちりと使った展示で、見出があるのだが、あれで全作品のどのくらいなのだろう?
60~70年代のパッションにやられた。それを受けて何ができるか? なんだよな。
安城市歴史博物館
特別展 親鸞聖人像の原点
安城御影(あんじょうのごえい)
20100918~1024
刈谷市美術館
宇野亜喜良展
AQUIRAX
20100918~1103