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2題

四日市市立博物館
サンデー・マガジン のDNA
~週刊少年漫画誌の50年~
 そうか50年というと文化財として登録できるんだよね。そう言う意味でも再評価されるべきなのか? 国立漫画喫茶は、ぽっしゃったが地方自治体独自に漫画喫茶を設置していく動きは出てくるのではないだろうか? 漫画家の出身地は特に。漫画という媒体の性質上、ガラスケースに並べるよりも、現在入手できる廉価版を多く集めて手に取れるように展示するのが望ましいのでは?
 いかん! 展示内容! やはり原画はいい。額装しても様になる。少年漫画の醍醐味は朝の連ドラではないが「点々」である。スクリーントーンを多用する少女漫画とは様相を異にしており、エッチング的な線描、点々は少年誌ならではの力強さを感じる。もちろんスクリーントーンも使っているので見比べて欲しい。
 タイトルのDNAは夏目氏の編集になるのか? アクリルのポールを使って時間軸と、それぞれの作品の関連を展示してある。全ての作品が頭に入っているわけではないので当否を云々できないが、それなりの説得力がある。
 昔はNHK教育で里中氏だったか? が漫画の書き方を『趣味悠々』の時間? にやっていたのを思い出す。漫画の原画見る時にもああ言うのって役に立つんだよね。講師がいないのか? 誰も見ないのか? 現在は確認できない。

あさけプラザ
第3回久留倍まつり
 廣岡先生は、もう閑居なさっているのだろうか? やはり今回の内容だよ。廣岡節を拝聴したくなる思いにかられる。
 大津と大伯、伊勢エビ、持統の東国観念と内容は豊富。もう少し、資料1点でもいいのでクローズアップして深めていくと奥行きが広がる気がしたのだが、限られた時間、目的が遺跡の保存への理解のためということもあり、間口を広げる配慮があったのだろう。
 でも、僕は思うに持統というのは、あまり政治には明るくなかったのではないかと思う。持統朝を通じて、高市、多治比嶋の2枚看板が実務にまでダイレクトに踏み込んでマツリゴトを取り仕切った感覚がある。
 元正とか孝謙、とくに孝謙は、あるいはトランスジェンダーな即位なのではないか? と思ってしまう。簡単に言えば「男装した即位」とでも言おうか? その時に伊勢の斎王の比重とか必要性は1つ指標になるように思う。
 元正や孝謙に比べ持統には「男性を演じる」だけの哲学が備わっていたとは考えにくい。まあ、こうやっちゃうと、すっごく古くさいという所が新しいみたいなパラドクスなんだろうけど、持統の政治能力の評価は、非天武的要素の洗い出しにかからないか? 天武的の継承であれば高市や嶋の方がきちんと行える手応えがある。その時、大津への讒言的な〈母性〉拡大解釈的な事例しか挙げられない持統というのは、やはり政治力にハテナが付く。

四日市市立博物館
特別展III
サンデー・マガジン のDNA
~週刊少年漫画誌の50年~
20101107~1226

あさけプラザ
第3回久留倍まつり
20101113(土)午前にウォーク。午後に講演会。