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3題

奈良県立美術館
會津八一のうたにのせて
 そうか! 見るなら新潟か東京だったか? ちょっと図録をば、仏像は優品というか、なかなか見れないうなるものが多いな。今回の展示では根津の観音菩薩と上野の見徳寺の薬師如来だけになるのか? 瓦が数点。
 會津の歌碑の拓本、寺宝の拓本から會津と奈良の関わりを、あぶり出している。自筆原稿も展示されていて、會津の歌に対するスタンスが解る。あと仏像写真。

入江泰吉記念 奈良市写真美術館
工藤利三郎・小川晴暘・入江泰吉
-會津八一と奈良の写真家-
 奈良県美とセットにすると楽しい展示。前半部分が入江泰吉賞の作品展。後半だけといっても、その狭さを感じさせない充実した展示。残念ながら図録がないので、万葉文化館の図録などで補足したい。

平城宮跡資料館(奈良文化財研究所)
 展示替えしてはじめて。新大宮からだと、あんなに遠いんだ。庭園遺構をまわって西大寺まで歩けば、結構いいハイキングコースだ。平城宮に結構人出があったのが、いい意味で意外だった。そのうち資料館へ行く人は・・・というと残念な結果なのだが。
 あの平城宮跡の瓦当の病理的な文様の萎縮はなんなんだろう? 大官大寺から、そんなに時間を経ていないはずなのに、その系譜を感じさせない。想像以上に時期差があるのか? 工人のサボタージュなのか? 不思議な感覚。その中で、瓦葺官衙遺構だったか? の細弁十二葉の瓦。なんとか、新しい型式を生み出そうとする息吹を感じる。と思うのは、尾張国分寺の菊花文(MV・MVI)の祖型を探しているからの欲目か。

奈良県立美術館
平城遷都1300年祭 特別展
會津八一のうたにのせて
-奈良の古寺と仏像-
20101120~1219
http://butsuzo.exhn.jp/

入江泰吉記念 奈良市写真美術館
工藤利三郎・小川晴暘・入江泰吉
-会津八一と奈良の写真家-
20101120~1223

平城宮跡資料館(奈良文化財研究所)

『會津八一のうたにのせて』 カセットミュージアム 音声ガイド解説作品一覧附 時間:約26分 出演:窪田淳子氏
*會津八一の自筆のうた、歌碑などはキャプションで釈文が示されているが音律で味わうと、さらに趣深い。あとはうたを手前で示すか、後の方で示すかなんだけど、、、