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うつし、うつくし

愛知県美術館(栄)
うつし、うつくし (所蔵作品展)
 まあ、所蔵作品展なので「うつし、うつくし」というテーマに関係なく「そうそう、これこれ!」的な再会の場としても楽しめる。
〈うつし〉ということが表現とか美術に関連すると言うことは、例えば、ツイッターのRT(リツイート)という行為が、複製(コピー)であるのと同時に、自己表現という側面が存在すめことに気づかされるだろう。
 つまり、〈うつす〉という行為そのものが〈編集〉的な知的営為の産物であることを示す。
 まあ、観念的には、そういうことになるが、そう難しく考える事なのかな?

 個人的には川瀬巴水の作品群、片岡珠子の面構、杉本健吉の『新・平家物語』がオススメ。
 おしむらくは、ネットに「うつし、うつくし」展の展示一覧がない、来て見てびっくりという趣向なのだろうが、作家や作品にはファンがいるから、公開して欲しい派だな。

愛知県美術館(栄)
うつし、うつくし (所蔵作品展)
2012.0203~0325