【EotY】2012年第2四半ベスト3(1)
【ベスト3】
名古屋市博物館
尾張氏(おわりうじ)
☆志段味(しだみ)古墳群をときあかす
やはり先行研究の提示する遺跡群の抽出ではなく、志段味の古墳群を軸に、それを補強する資料を集めていくことが、以前の展示『古墳とは何か』と差別化できたところで第一。
奈良県立美術館
光と影のファンタジー
藤城清治 影絵展
来館者数がニュースになるほど盛況だった展示。
ただ視覚的に美しいだけでなく、ストーリー・物語としての美しさ、ヒリヒリとした感覚。次点。
三重県立美術館
蕭白ショック!!
曾我蕭白と京の画家たち
石水博物館
曾我蕭白と伊勢の近世美術
曾我蕭白のネームバリュー以上に、蕭白ゆかりの伊勢で行われたことが重要。入選。
【総評:5件】(順番は鑑賞順)
奈良国立博物館
解脱上人貞慶
−鎌倉仏教の本流−
貞慶は旧仏教の人ということで、世間的には評価も不十分なところもあるが、押さえておくべき人物。
名古屋市蓬左文庫
江戸の粋−尾崎久弥コレクション−
江戸軟派研究というとナンパのくせに硬くなるがサブカルチャー的な大衆性、軽快性を持った内容。
皇學館大学 佐川記念 神道博物館
神社名宝展ー参り・祈り・奉るー
大学の附属博物館での企画展。今後の展開にも注目。
名古屋ボストン美術館(金山)
ボストン美術館 日本美術の至宝(前期)
言わずもがなにスゴい展示。後期展にも注目!
田原市博物館
渥美古窯と現代陶磁
渥美窯の製品と時代、その背景の人物関係。