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2題(2)

名古屋市博物館
マリー・アントワネット物語展
 音声ガイドを『ベルサイユのばら』の池田理代子先生がつとめるなど、多少、ショウライズされた展示かと思っていったが、手堅く、まとめられた展示。当時の絵画資料などを駆使してマリー・アントワネットの人物像と生涯が、まとめられている。
 展示はおよそ3部構成で、1部が時代背景とマリー・アントワネットの人となり。2部が当時の衣装の復元で、撮影可能、一部試着?も出来ると体験型の新たな試み。3部がフランス革命とアントワネットの最期。
 音声ガイドが多少盛りだくさんすぎるのかな? ワンコーナーでの説明点数が少し多め。あと末尾の空音が少し長い3秒ほどあるのでは? その時点で操作が可能ならいいが操作ができず、空音を聞くのを強いられるのはストレス。
 まあ、しかし、キャプションを、ほとんど読む必要がなく、音声ガイドを借りた方がキャプションを読むより、すんなりと展示が入ってくるのではないだろうか? と言うことで音声ガイドはオススメ。池田先生のナレーションだし特典も充実している。
 おしむらくは、あえて展示されられなかったのだろうがマリー・アントワネットに関する『怖い絵』というのが存在する。まあ、その辺は『怖い絵』で要チェック! なのかな?

松坂屋美術館
風の画家 中島潔が描く
「生命の無情と輝き」展
 松坂屋へよって『相棒展』を見る予定だったが、待ち時間が1時間半ほどあって、キャパがあれなのか、音声ガイドがあれなのかよく判らないが、逆にみんなが待っている中で楽しむ自信も無かったので、1階下がって『中島潔展』へ。
 もし『相棒展』へ行くのなら、『中島潔展』を見ておかないのは片手落ちというくらいよかった。まあ作風が好きかどうかはあるんだけど。
 京都・清水寺にある成就院に奉納した襖絵のお披露目がメインなのかな? ホントにスゴいの!
 中島潔氏といとうあんまりピンと来ないかもしれないが、誰でも1度は見たことがあるのではないだろうか?
 小さな男の子と女の子、少し淋しげで、時に指をくわえていたりする。美しい大自然の中に、その憂いが、とても美しい。
 それをふすま絵という大幅に、どう、はめ込んでいくか? そこを、みなさんの目で確認して欲しい。

名古屋市博物館
特別展
マリー・アントワネット物語展
2012.0707〜0902

松坂屋美術館(矢場町・南館7階)
京都・清水寺成就院奉納襖絵 風の画家 中島潔が描く
「生命の無情と輝き」展
2012.0616〜0722