【EotY】2013年第1四半ベスト(1)
【ベスト】
まあ、このクールは出あるかなかったので、ベストだけを、その順番で。
土岐市美濃陶磁歴史館
織部−ソノ器、ヘウケモノ也−
別に「応挙展」を首席に持ってくるのであれば、そういう所が、そういう方法でやればいいのであって、まあ展示されるモノの価値というのは前提的にあるが、展示や着想に関しても綜合的というか、相加平均ではなく相乗平均的な数値を比較したいと思う。
まあ、それを時に「主観的」と言うのであるが・・・
やはり黒織部は、最近の僕のモードというか、世間的にもアニメやマンガの『へうげもの』の影響もあり再評価の機運があるのではないだろうか?
そういう伸びシロとして首席。
大垣市スイトピアセンター アートギャラリー
日本のアニメーション美術の創造者
山本二三展
~天空の城ラピュタ、火垂るの墓、時をかける少女~
もうアニメの世界もデジタル化してしまって、なんとなく無機質な(ポスターカラーで描いていた時は逆に求められたことなんだろうが、それが)画面が多いように感じるが、やはり人が描いたものの技術性や芸術性は、再評価すべき時期なのかも?
愛知県美術館(栄)
「応挙」展
もう、言わずもがなで、寺院のふすま絵の展示方法と言っても非の打ち所がない的な評価なんだろうな。
逆説的に「国宝」「重要文化財」という言葉が、作品の評価を転倒させているのではないかとも考えられる。
国宝や重要文化財でないから、発掘品は評価できないとか、現代の職人的な作業に芸術性の萌芽があるのか? という見る側に対する挑戦でもあるのかもしれない。
豊田市郷土資料館
特別展
明治の傑人 岸田吟香
〜日本で初めてがいっぱい! 目薬・新聞・和英辞書〜
もう吟香という人物を見つけてきた時点で勝ちな感じ。
高浜市やきものの里 かわら美術館
−東日本大震災復興祈念−
みちのくの瓦 東北と三州をつなぐもの
震災の影響もあって、再び歴史的にとか、文化財的な価値を再評価・再定義したい「東北」という地域。
「津波の一面のグレーから彩りを見せたかった」
やっぱ、東北の人が自分たちの文化としての彩りに目を向けられるようになったらいいな。