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2010年11月28日

4題

 結局、傀儡政権の容認か、首長と議会の権力の二重構造か、という2つの選択肢しかないのか? それでも「選んだのは市民でしょ!」と言われるのが真実の意味での民主主義なのだろうか? いいかげん、市民が立ち上がるべきなのでは? とツイッターに書くとリストのタイムラインが荒れるんだよね。書くにしても、あと、1言2言か?
 何て言うの、結局、僕は文化族だから文化事業の推進(そのためには産業の安定とか経済的な前提が必要なんだけど)という事に、どのようなマニフェストが提示されるのか? というのが注目なのだが、そんなこと誰も争点にしてくれない。まあモンスターシチズンの戯言なのだが、、、

碧南市藤井達吉現代美術館
千家十職×みんぱく展
-茶の湯のものづくりと世界のわざ-
 みんぱく(国立民族学博物館)の収蔵品の写し物というか、造形にインスパイアされてお茶道具を作ったらという展示。
 新作の茶道具とみんぱくの収蔵品が交互に展示されていて比較対照がすんなりとできる。
 お茶をやられる方が結構多く見に来ているようで、「この、しつらえなら、何月の頃」とか結構専門的な会話が聞けて為になる。そして、1人の方が1つの作品にかける時間が半端ない。じっくり見たければ、余裕を持って鑑賞したい。地下の年表なんかでも、ああこの時代はこうで、と10分近く(僕のいた切り取られた10分なのか)ああでもない、こうでもないと議論を深められていた。結局、藤井達吉が何者なのかよく解らない。

碧南市藤井達吉現代美術館
碧南の文化財4
鋳物師・国松十兵衛
 小さいつり鐘(半鐘・喚鐘)が3口、火入が1口。あと拓本が何点か、鰐口の拓本があった。
 A3の両面の資料なんだけど銘文の翻刻もついたしっかりした解説が付いている。
 碧南・大浜の国松家は滋賀の栗東・辻村からの移転してきた者なんだそうな。
 まあ近世の鋳物師なので都合が合えば見ておきたい展示。

名古屋市見晴台考古資料館(笠寺)
濃尾平野の遺跡
 名古屋市域の低地部の遺跡の総覧。
 若葉通遺跡の高杯の真ん中のヤツは器種複合では? 器台と鉢形の坩(こつぼ)の複合と考えてよいのではないか?
 一言で濃尾平野の遺跡といっても縄文から近世までバラエティーに富んでいる。「鹿と弥生人」というテーマのコラム展示で一色青海の筒形容器と土製錘飾(土製の舌ではないのか?)が展示されている。それだけでも展覧会におもむく目当てになる。

トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館
竹中大工道具館開館25周年記念 巡回展
棟梁~堂宮大工の世界~
 産業技術記念館は初めて。紡織機械の数は圧巻。何度かに分けてじっくり1台1台を見てゆきたい。クルマもデザインの歴史ではなくて技術史の立場から、もっとメカニックな内容まで奥が深い。
 目にとまるのは解説の人の多さ。公営の博物館が財政的な問題から展示室内の解説者のボランティア化、削減をおこなっていく中で産業技術記念館の特異性を感じさせる。解説者の1人1人がキュレーターというか機械のメンテナンスもできる技術者なのではないか? 公営の博物館にも参考になる所があるのではないだろうか?
 本題、棟梁展。部材の型紙というのか? アールを指図する薄い木板が目に付いた。真弧が展示されていて「おさ定規」と呼ばれていた。大っきい、1メートルくらいあるものだったんだけど「西岡」と署名してあるの図録には「西岡常一使用」とされている。なんか感動した。

碧南市藤井達吉現代美術館
千家十職×みんぱく展
-茶の湯のものづくりと世界のわざ-
20101016~1205

碧南市藤井達吉現代美術館
碧南の文化財4
鋳物師・国松十兵衛
20101030~20110130

名古屋市見晴台考古資料館(笠寺)
特別展
濃尾平野の遺跡
20101027~20110123

トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館
竹中大工道具館開館25周年記念 巡回展
棟梁~堂宮大工の世界~
20101120~1228

2010年11月21日

3題

 そろそろエキシビションオブザイヤーの季節だな。少し遅いくらいか? 秋の特別展の大きいところをあらかた見た感じなので、そろそろリストアップを始めなければ。
 概況を語れば「白洲正子展」「會津八一展」のように誰かのフィルターを通して歴史を振り返ろうとする試み。白洲正子と近江の文化財。會津八一と奈良の仏像と相乗効果を十分に発揮できる内容にも思える。この流れで「岡本太郎と日本の伝統」的な展覧会はできるハズで、しかし、岡本太郎の作品群と日本の伝統を展示した場合、どちらも一級品が出ない、あるいは、展示数の限界から、どちらもおざなりなないようにもなりかねない。危惧する、内容の軽薄な「客寄せパンダ的な展示」の元凶にもなりかねない。
 と言いつつ「桃山展」「大津 国宝への旅」確かに展示内容を見れば、そのままのタイトルなのだが、タイトルのインパクトに欠ける展示というのも目に付いた。「どのみち観覧料だけではペイしないから観覧者動員数は二の次」というのもいただけない。
 と、たぶんこれだけ書いてしまえば、今年の特別展は総括してしまったのだと思う。そして、とりもなおさず、不景気とか仕分け的な元凶と、それに対する解決のヒントが隠されてるわけなんだわな、と外野はいいご身分で評論家でいられる。

春日井市中央公民館
特別展示
森浩一先生の足跡をたどる
 パネル展示。中央公民館は、はじめてだが知らないのはもったいない施設。
 森浩一文庫が併設されていて、森先生ファン古書ファンには垂ぜんの施設。
 森先生の頭の中へダイビングするような感覚。遺跡の報告書はもちろん。文献学、民俗学にとらわれることなく広く収集されている。文庫のセレクトの内容が、わざとそうしてあるのだろうが、入門者には入門者なりの読書、あるいは書籍案内になっている。気づいたところでは『ウェブ進化論』や『河原者ノススメ』なんかに注目した。
 古書としては六興版の『瓦と古代寺院』とか旧装の『神体山』なんかが注目。学生社の、あのシリーズは旧装でいくつか収められている。もう1つは2冊ある本。1冊は著作者寄贈。もう1冊は書評依頼の贈呈本と本の来歴も復元できるのが森先生の人柄なのかもしれない。

武豊町歴史民俗資料館
木造和船の歴史館1
-原始~近世前期の和船模型-
 スゴい! もともと常設展示に弁才船と菱垣廻船の模型が展示してあって、その作家さんが原始~近世前期の模型を新造されて、その展示。
 丸木船、埴輪の船、遣唐使船、絵巻物の船と見応え十分。
 こういう小さいけれど優れた展示を見つけると、すごくワクワクする。鋭意、図録作成中の旨。

杉本美術館(知多・美浜緑苑)
【続】杉本健吉が描いた東大寺
 2004年よりも前から「行ってみたい美術館」の1つではあった。なかなかいけなかった。やっと行けるまでに回復したのかもしれないとも思う。(全然、個人の主観だな)
 すごく雰囲気のいい街並みの中に、ひっそりとたたずむ美術館。美術館の裏が池になっていて、展示室から池と海が見える。みさきやマサシなんかも、ときどき疲れた時にやって来るんぢゃないのかな?
 話それた。奈良の空気感が画面からにじみ出てくる。コンテ画や雪の降る東大寺なんかが秀逸。
 一度は訪れておきたい美術館の1つ。

春日井市中央公民館
特別展示
森浩一先生の足跡をたどる
20101002~1205

武豊町歴史民俗資料館
木造和船の歴史館1
-原始~近世前期の和船模型-
20101017~1128

杉本美術館(知多・美浜緑苑)
【続】杉本健吉が描いた東大寺
特別企画展「自然と造形美」
20100916~1228

2010年11月20日

3題

奈良県立美術館
會津八一のうたにのせて
 そうか! 見るなら新潟か東京だったか? ちょっと図録をば、仏像は優品というか、なかなか見れないうなるものが多いな。今回の展示では根津の観音菩薩と上野の見徳寺の薬師如来だけになるのか? 瓦が数点。
 會津の歌碑の拓本、寺宝の拓本から會津と奈良の関わりを、あぶり出している。自筆原稿も展示されていて、會津の歌に対するスタンスが解る。あと仏像写真。

入江泰吉記念 奈良市写真美術館
工藤利三郎・小川晴暘・入江泰吉
-會津八一と奈良の写真家-
 奈良県美とセットにすると楽しい展示。前半部分が入江泰吉賞の作品展。後半だけといっても、その狭さを感じさせない充実した展示。残念ながら図録がないので、万葉文化館の図録などで補足したい。

平城宮跡資料館(奈良文化財研究所)
 展示替えしてはじめて。新大宮からだと、あんなに遠いんだ。庭園遺構をまわって西大寺まで歩けば、結構いいハイキングコースだ。平城宮に結構人出があったのが、いい意味で意外だった。そのうち資料館へ行く人は・・・というと残念な結果なのだが。
 あの平城宮跡の瓦当の病理的な文様の萎縮はなんなんだろう? 大官大寺から、そんなに時間を経ていないはずなのに、その系譜を感じさせない。想像以上に時期差があるのか? 工人のサボタージュなのか? 不思議な感覚。その中で、瓦葺官衙遺構だったか? の細弁十二葉の瓦。なんとか、新しい型式を生み出そうとする息吹を感じる。と思うのは、尾張国分寺の菊花文(MV・MVI)の祖型を探しているからの欲目か。

奈良県立美術館
平城遷都1300年祭 特別展
會津八一のうたにのせて
-奈良の古寺と仏像-
20101120~1219
http://butsuzo.exhn.jp/

入江泰吉記念 奈良市写真美術館
工藤利三郎・小川晴暘・入江泰吉
-会津八一と奈良の写真家-
20101120~1223

平城宮跡資料館(奈良文化財研究所)

『會津八一のうたにのせて』 カセットミュージアム 音声ガイド解説作品一覧附 時間:約26分 出演:窪田淳子氏
*會津八一の自筆のうた、歌碑などはキャプションで釈文が示されているが音律で味わうと、さらに趣深い。あとはうたを手前で示すか、後の方で示すかなんだけど、、、

2010年11月14日

3題

京都国立近代美術館
上村松園展
 某所で今年イチオシの展覧会なのだが上村松園という人に明るくないので的確なレビューが書けるかどうか?
 ようは美人浮世絵の系譜なのではないか? 清長とか歌麿の系譜? 美人絵・美人大首絵を肉筆というか日本画でおこなった感じ。まあ、到達点は全く別の場所なのだが、、、
 展覧会の章別も、あまりピンとこない。極端なことを言えば女盛りと年増と2分できるのか? 案外、少女という作品はないのか少ないのか?
 まあ、あくまで記号化した〈女〉というものを描いているわけだから、それは逸脱した時の非難と自尊心の崩壊を考えたら、あくまで記号化なんだと思う。
 常設展示にも松園の作品はあるが、某所の押しのような気迫を感じない。常設展を見るのなら先に常設展を見たい。メインディッシュがあることを前提にながら見的に。。。
 いや、酷評してるみたいだけど、絵はキレイだし、展示も松園の生涯にスポットをあてて手堅くまとめてある。松園を知りたい、美術館で、とにかくキレイなものにふれたい、という向きには大いにオススメする。見ないと損と言ってもいい。

飛鳥資料館
木簡黎明-飛鳥に集う いにしえの文字たち
 現在、一番注目されるのは「歌木簡」ではないか? 万葉・古今に記録される和歌が木簡にも見える。そう考えたら、宴会でも下書き木簡も見つかってもいいはずで、その可能性をひろく探った感がある。
 漢詩も同様だし。あとは年代をどれだけ追えるか? なのかな?
 どうしても木簡というと、どこそこの地域からは××が献納されて的な荷札木簡が注目されるわけだが木簡の奥深さを確認できる展示。
 と言いつつ、荷札木簡を五畿七道別に、何回かに分けた展示もして欲しい。煩雑な操作のわりに裏方的なあつかいなんだよね。

橿原考古学研究所附属博物館
奈良時代の匠(たくみ)たち
-大寺建立の考古学-
 コレはスゴい。遷都1300年祭関連で、1番の労作で1番、意味合いの沿った展示なのではないか?
 1章の空撮と伽藍配置の対比だけでも考えさせられる。考古遺物、建築部材にとらわれず、多くの建築部材を集めていて、古代建築のいろはが頭の片隅にあると立体的な立ち現れてくる。
 あと瓦とか堂内荘厳、唐招提寺の天井画の復元とつながる。
 展示室の狭さを感じさせない充実した展示。迷っているなら見るべき。

 飛鳥資料館と橿原で白鳳の「土垂」仏類を精査してきたので、その報告は、また、改めて。。。

京都国立近代美術館
上村松園展
20101102~1212

飛鳥資料館(奈良文化財研究所)
秋期特別展
木簡黎明-飛鳥に集う いにしえの文字たち
20101016~1128

橿原考古学研究所附属博物館
平城遷都1300年記念 開館70周年記念
秋季特別展
奈良時代の匠(たくみ)たち
-大寺建立の考古学-
20101002~1121

20101114
『上村松園展』 A&Dオーディオガイド 音声ガイド作品リスト附 所要時間:約30分 ナレーション:原田美枝子氏
*展示に沿ってガイドプレートの番号を追っていけば、展示品全ての音声ガイドが聞けるというのが建前だが、期間外の展示されていない作品についても音声ガイドを聞いておきたい。
*「花がたみ」の前にデットスペースがあったので、そこで展示されていない作品の音声ガイドを聞く。「花がたみ」に魅入られて、すごす刹那は何とも至福の時間であった。
*ある程度の人出があるので作品の前に立って音声ガイドを全て聞くことははばかられる。
*他の展示との掛け持ちの兼ね合いで少し急いだが、ほぼ、ぶっ続けで聞いてももてあます。「松園展」を30分で見ようというのは、数字的には無茶だが音声ガイドを使うと、こんな事ができてしまうのが不思議だ。
*余談だが特設のショップの絵はがきは、ある程度の枚数を欲しいのなら、常設のショップの方の絵はがき冊子も検討した方がよい。よく考えたら「静御前」が付いてあの値段なら冊子、買った方がよかったのではないかと思う。作品自体が大判だからかもしれないが、どちらも印刷・発色に、やや不満が残る。全然、音声ガイドと関係ないのだが。。。

2010年11月13日

2題

四日市市立博物館
サンデー・マガジン のDNA
~週刊少年漫画誌の50年~
 そうか50年というと文化財として登録できるんだよね。そう言う意味でも再評価されるべきなのか? 国立漫画喫茶は、ぽっしゃったが地方自治体独自に漫画喫茶を設置していく動きは出てくるのではないだろうか? 漫画家の出身地は特に。漫画という媒体の性質上、ガラスケースに並べるよりも、現在入手できる廉価版を多く集めて手に取れるように展示するのが望ましいのでは?
 いかん! 展示内容! やはり原画はいい。額装しても様になる。少年漫画の醍醐味は朝の連ドラではないが「点々」である。スクリーントーンを多用する少女漫画とは様相を異にしており、エッチング的な線描、点々は少年誌ならではの力強さを感じる。もちろんスクリーントーンも使っているので見比べて欲しい。
 タイトルのDNAは夏目氏の編集になるのか? アクリルのポールを使って時間軸と、それぞれの作品の関連を展示してある。全ての作品が頭に入っているわけではないので当否を云々できないが、それなりの説得力がある。
 昔はNHK教育で里中氏だったか? が漫画の書き方を『趣味悠々』の時間? にやっていたのを思い出す。漫画の原画見る時にもああ言うのって役に立つんだよね。講師がいないのか? 誰も見ないのか? 現在は確認できない。

あさけプラザ
第3回久留倍まつり
 廣岡先生は、もう閑居なさっているのだろうか? やはり今回の内容だよ。廣岡節を拝聴したくなる思いにかられる。
 大津と大伯、伊勢エビ、持統の東国観念と内容は豊富。もう少し、資料1点でもいいのでクローズアップして深めていくと奥行きが広がる気がしたのだが、限られた時間、目的が遺跡の保存への理解のためということもあり、間口を広げる配慮があったのだろう。
 でも、僕は思うに持統というのは、あまり政治には明るくなかったのではないかと思う。持統朝を通じて、高市、多治比嶋の2枚看板が実務にまでダイレクトに踏み込んでマツリゴトを取り仕切った感覚がある。
 元正とか孝謙、とくに孝謙は、あるいはトランスジェンダーな即位なのではないか? と思ってしまう。簡単に言えば「男装した即位」とでも言おうか? その時に伊勢の斎王の比重とか必要性は1つ指標になるように思う。
 元正や孝謙に比べ持統には「男性を演じる」だけの哲学が備わっていたとは考えにくい。まあ、こうやっちゃうと、すっごく古くさいという所が新しいみたいなパラドクスなんだろうけど、持統の政治能力の評価は、非天武的要素の洗い出しにかからないか? 天武的の継承であれば高市や嶋の方がきちんと行える手応えがある。その時、大津への讒言的な〈母性〉拡大解釈的な事例しか挙げられない持統というのは、やはり政治力にハテナが付く。

四日市市立博物館
特別展III
サンデー・マガジン のDNA
~週刊少年漫画誌の50年~
20101107~1226

あさけプラザ
第3回久留倍まつり
20101113(土)午前にウォーク。午後に講演会。

2010年11月06日

3題

大垣市スイトピアセンター
コスモドーム
秋の星座案内と夜空を飾る地図
~中国の星座をめぐる~
 プラネタリウムのスライドショー。ここは学芸員さんの解説はつかなくて「秋の星座案内」「中国の星座」の2本立てになる。星座案内のスライドは善し悪しだね。学芸員がいるのにやらないのはもったいないし、観客が数人だと観客の方が恐縮してしまう。生だったら恐縮だなという状態だったので、よかった。画一化は否めないのだけれど、目印になる星座を示して、その拡張というのはセオリーだから、神話がスライドにできるのも強みだよね。山羊座と魚座の物語だった。ギリシャ神話になるのか?その拡張になるのか?よく知らない。
 ああ、本題はこっちだった! キトラとか高松塚に興味のある人は見ておくべき。星に星座を当てはめるのは広く行われていて、最初を探すとメソポタミアにあって、、、というような語りだし。二十八宿が、なんで28なのかという話から、って語り出すとストーリーみんなしゃべっちゃうな。時間があれば是非見ておきたい。

大垣市スイトピアセンター アートギャラリー
郷土墨俣出身の日本画家
長谷川朝風展 内なる詩情を描く
 墨俣出身の方。手堅い日本画という感じ。
 ツイッター(@ogaki_bunka)に写真があげられてたので雰囲気だけ。
http://twitpic.com/34apr4
http://twitpic.com/34apqq

岐阜市歴史博物館(岐阜公園)
洛中洛外図に描かれた世界
 岐阜市歴史博物館に洛中洛外図屏風があって、その修復が終わったと言うことでの特別展。
 へえ、洛中洛外図屏風って徳川時代を通じて豊国神社と大仏を描いているんだ。なんか、不思議なことに関心してしまった。
 キャプションに、どこが何寺かの、おおまかな説明がついている。何本か洛中洛外図を、そうやってみていくと、なんだか、すんなりと京都の名所が頭の中に入っていく感じ。
 公園内で菊人形が展示されている。なんか菊の花のにおいっていいよね。

大垣市スイトピアセンター
コスモドーム 秋番組
秋の星座案内と夜空を飾る地図
~中国の星座をめぐる~
20100911~1205

大垣市スイトピアセンター アートギャラリー
郷土墨俣出身の日本画家
長谷川朝風展 内なる詩情を描く
20101106~1205

岐阜市歴史博物館(岐阜公園)
特別展
洛中洛外図に描かれた世界
20101022~1123

2010年11月03日

2題

斎宮歴史博物館
賀茂斎院と伊勢斎宮
 薬子の変をきっかけに置かれることになる賀茂の斎院。伊勢から見た賀茂というか。初原から、文献史料に見える斎院、随筆・日記の斎院、文学・工芸の斎院と、賀茂斎院の入門的内容。じっくりストーリーをみていけば、それなりの通になれる。と思う。

鈴鹿市考古博物館
土の中に眠っていたほとけさま
「土専」仏・押出仏の展示。
 鳥居古墳とか夏見廃寺や天花寺廃寺とかあるから、三重ならでわだよね。東畑廃寺も出てた。
 鳥居古墳、1つとっても意味づけは難しいよね。
 次回は小型の金銅仏か?

特別展関連講演会
悠久の時を経てめざめた仏たち
 白村江以後の遣唐使の空白を指摘して初唐様式の流入の過程を検討しようとした労作。
 詳細は報文として、まとめられる由なので割愛。

斎宮歴史博物館
特別展
賀茂斎院と伊勢斎宮
20101009〜1114

鈴鹿市考古博物館
特別展
土の中に眠っていたほとけさま
20101103〜1212

特別展関連講演会
悠久の時を経てめざめた仏たち−今、脇役が歴史を変える− 赤川一博氏
20101103(水) 午後2時〜