47 『尾張名所図会』を読んでみよう!
国府宮神社はみなさんにとってもなじみの深い文化財の一つでしょう。
実際に一ノ鳥居(美濃路との分岐点にあたります)から参道を歩いて大御霊神社、尾張大国霊神社、宗形神社と歩いてみることは、興味深く楽しいものです。
また、江戸時代にかかれた『尾張名所図会』には国府宮神社の図会がのせられており、現在存在しない建物も比較するとわかってきます。
また、中世にはお寺や神社ごとに、参詣曼荼羅(さんけいまんだら)とか社頭図と呼ばれる、お寺や神社の風景をかいて、その中に歴史や伝説をかきくわえ御利益をあらわした思想図がつくられました。
『尾張名所図会』の国府宮神社の図会からは、当時の国府宮神社の範囲や大切な施設のありかたをかいま見ることができます。
『尾張名所図会』から尾張大國霊神社参詣曼陀羅を想像してみましょう!
(『尾張名所図会』には国府宮以外にもさまざまな図会がのせられています。
その一つ一つが思想的な意味を持っている可能性があります。
一度みなさんも調べてみてください)
40 中世
41 元寇と稲沢
42 東円興寺
43 萬徳寺の宝物
44 下津北山遺跡
45 祐禅と禅海
46 国府宮神社
47 『名所図会』を読む
48 中世は武士の時代?
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歴史に対する私観ですので正確なところは学術書でご確認ください。
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